「柔茹剛吐」を考える
じゅうじょごうと
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弱者を見下して、強者に謙(へりくだ)るという、世の常を言う言葉。
「柔茹」は柔らかい食べ物を食べること。
「剛吐」は固い食べ物を吐き出すこと。
「柔(じゅう)なるは茹(くら)い剛(ごう)なるは吐(は)く」とも読む。
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「柔」 ①しなやかでやわらかい。やわらか。
②やわら。
「茹」 ①ゆでる。うだる。ゆでたもの。
②くう。野菜をたべる。
③な。野菜。
④くさる。くさい。
「剛」 つよい。かたい。かたくてつよい。
「吐」 ①口から物を出す。はく。はき出す。
②口から出したもの。
「柔茹」
柔らかい食べ物を、食べる。
「剛吐」
固い食べ物を、吐き出す。
「柔茹剛吐」
柔らかい食べ物を、食べる。
固い食べ物を、吐き出す。
柔らかいものは食べ、
固いものは吐き出す。
転じて
弱者には、見下して、
強者には、謙(へりくだ)る。
相手を見て、
こちらの態度が全く違う。
自分より弱い者には、
見下した態度をとり、
自分より強い者には、
謙(へりくだ)った態度をとる。
自分の立場を控えめにし、相手を立てる。
そういう
相手を見て態度を変える人の、
行動を表している、
四字熟語です。
こんなにも極端に、
相手によって態度が違って、
いいものでしょうか?
人は、
そんなに差があるのでしょうか?
考えさせられる
四字熟語、ではあります。
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