「洽覧深識」を考える
こうらんしんしき
―――――――――――――――――――
体験して得た経験や知識が多くあり、様々なことを知っていること。
「洽覧」は色々なことを見ること。
「深識」は様々なことを深く知っていること。
―――――――――――――――――――
「洽」 こう
あまね(し)
うるお(う)
意味 ①うるおう
②あまねし
③広くゆきわたっている
④かなう 合う
⑤和らぐ
「洽」という漢字。角数が少なく、ありそうでなかった、見たことがない漢字です。
漢字検定1級に出てくる漢字のようです。
「洽覧」 いろいろなことを広くよく見ていること
「深識」 様々なことを深草知っていること
これは、理想的なのですが、なかなかできることではありません。
「広く、深く」ですから、
広く見ることばかりだと、ウワベだけしか見ていないことになりかねません。
深く知識を得ようと努力すれば、それに集中するため、どうしても視野が狭くなりがちなのです。
どちらかに片寄る傾向になってしまうのが 普通だと思われますが、
これを同時に進行させる。
凡人ではできない、才能と努力の両方を持っている人でなければできないことでしょう。
なのでこれは、夢、理想、ではありますが、
「こうありたい」という理由で、
記憶に残しておきたい四字熟語です。
いいなと思ったら応援しよう!
