「附贅懸疣」を考える
ふぜいけんゆう
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必要がなく、迷惑なだけのこと。
「附」はくっつくこと。
「贅」と「疣」はどちらもこぶやいぼのこと。
「懸」はぶらさがると。
くっついていたり、ぶら下がったりするいぼやこぶということから。
「附贅」は 「付贅」とも、
「懸疣」は「懸肬」とも書く。
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「附」 ①添え加える。ます。つける。
②つきしたがう。
「贅」 ①よけいなものをつけ加える。役に立たないよけいなもの。
②元来あるものでない、よけいなもの。こぶ・いぼなど。
「懸」 ①つりさげる。ひきかける。かかる。
②遠くへだたる。かけはなれる。
「疣」 ①皮膚の一部が部分的に増殖変化して、ふくれて豆粒のようにもりあがったもの。伝染するものもある。
②物の表面にある小さなでっぱり。小突起。
「附贅」
くっついている、こぶ。
「懸疣」
引っかかっている、いぼ。
「附贅懸疣」
くっついている、こぶ、
と、
引っかかっている、いぼ。
転じて、
必要がなく、迷惑なだけのこと。
こぶ、も
いぼ、も
どちらも必要なものでないことから、
必要でないものの
たとえ、として、
こぶ、と、いぼ、
を使って
言い表した、
四字熟語。
「贅」も
「疣」も
使われることの少ない
漢字だと思うので、
見慣れていませんが、
覚えておいても
いいでしょう。
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