「射石飲羽」を考える

しゃせきいんう
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集中して必死の思いで事にあたれば、どんな困難なことでも成し遂げることができるということ。
楚の熊渠子が暗闇の中でうずくまる虎を狙い、集中して力いっぱい矢を射て確認してみると、虎ではなく大きな石に矢の羽までも深く刺さっていたという故事から。
「射石」は弓で石を射ること。
「飲羽」は矢の羽までも深く突き刺さるという意味。
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「射」 ①弓に矢をつがえてさっと放す。その術。六芸(りくげい)の一つ。
②銃砲をうつ。

「石」 ①岩石のうち、割合に小さいもの。砂ほど小さくなく岩ほど大きくない、かたまり。
②材質・組成としての岩石。

「射石」
矢で石を射る。

「飲羽」
放った矢が羽の部分まで深く的に刺さるほど強い勢いで射ること。

「射石飲羽」
矢で石を射る。
羽を飲み込むくらい奥まで矢が刺さる。

転じて

集中して必死の思いで事にあたれば、どんな困難なことでも成し遂げることができるということ。

石を射る。羽を飲み込むくらい奥まで
矢が刺さる。

奥まで矢が刺さったのは理解しました。
ただ、集中して事に当たれば、
どんな困難なことでも、
成し遂げられる。

ということの意味は、
どこからそうなったのか?
わかりません。

石の奥まで刺さったということ自体が、
困難なことなので、

それが出来たことが、
成し遂げられた。

と、無理に理解しようとしても、
「集中して必死の思いで事にあたれば」
という意味は、
どこにも、見当たりません。

普通にやって出来そうもないことを、
漢字で、四字熟語で表現すれば、

それだけで、困難なことを、
必死の思いで事にあたれば、
成し遂げられる。

という意味になる。

というように
理解してもいいのでしょうか?

四字熟語は
四字しかないので、
深い意味をもたせるのには
限界があるのは、分かります。

なので、今回は
大目に見ることに
致します。

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めだまオヤジ
よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。