「濫竿充数」を考える
らんうじゅうすう
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実際は能力のない者が、いかにも才能があるかのように振る舞い、分不相応の地位に居座って能力以上の待遇を受けること。
「濫」はみだりにでまかせの意。
「竿」は笛のこと。「充数」は必要な数を満たす意。
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「濫」物事が度をすぎて道にはずれる。みだれる。
「竿」①さお。たけざお。
②ふだ。竹のふだ。
「竿」は漢字を調べると、「さお」あるいは「ふだ」ですが、
ここでは「笛」のことのようです。
「濫竿」度をすぎて道にはずれるくらい笛を吹く。無茶苦茶に笛を吹くこと。
「充数」必要な数を満たす。
無茶苦茶に笛を吹くこと、と
必要な数を満たすこと。
それが、
実際は能力のない者が、才能があるかのようなふりをする。地位に居座り、能力以上の待遇を受ける。
という意味になる。
無茶苦茶→才能がない
必要な数を満たす→才能ある人の地位に居座る
という、「たとえ」なのかな?
と考えますが、個人的な感想からすると、理解しにくい四字熟語だと思います。
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