「陰徳陽報」を考える
いんとくようほう
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誰にも知られないように善い行いをすると、必ず成就よい報いがあるということ。
「陰徳」は人知れずに善い行いをすること。
「陽報」は人目でわかるよい報いのこと。
「陰徳あれば必ず陽報あり」とも読む。
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似ている四字熟語に「因果応報」があります。
「因果応報」は、よい行いをすればよい報い、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。
「陰徳陽報」は誰にも知られないように善い行いをすると、人目でわかるよい報いがあるということ。
因果応報は、よい行いと悪い行いのこと。
陰徳陽報は、よい行いだけのこと。
でも、誰にも知らないようにというところが、この四字熟語のポイントですね。
誰かに知られるような行いは、私はこれだけよい行いをしています、ということをアピールしているようで、良く思われないと思います。
自分が行ったことを知られなくてよい。
奉仕、ボランティアの精神ですね。
何の見返りも期待するわけではない。
誰かの役に立てた、それだけで満足。
でも、天は見ているのでしょう。
よい行いをしたご褒美として、よい報いがあるようです。
それは人目にわかるものということですが、どうわかるのかが分かりません。
物質的な報いなのでしょうか?
個人的な意見としては、
そのよい行いをした方は、特に何も望んでいないと思います。
人目にわかることではなくても、ささやかなご褒美くらいはあげても良いと思います。
さて、自分ならそのような「陰徳」ができるかどうか?
あまり自信はありませんが、自分に出来ることがあれば機会があればやってみたいと思います。
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