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本音

言語化することが苦手です。 他人には話上手と評価されます。 喋りのプロなんて言ってくれる方もいます。 でも言語化は苦手です。 らしくもなく繊細な感性を持って生命を宿してしまったので本音を話そうとすれば涙が出ます。 悲しくも 辛くも しんどくも 怒っているわけでも 何でもなくて 本音を相手に伝えると思うと涙が止まらないです。 話せないという事実があの子をさらに蝕みます。 しまいには息の仕方がわからなくなります。 その割に本音でぶつかり会えない友達なんて

    • 小さい頃の夢は夢なんてという言葉で表されちゃって。 成長してしまえば 〝現実〟 に左右されてぼんやりとやりたいような気がすることを夢と言い進路を決める。 夢の本質がどこかへいなくなって行く感じ。 そんなつまらない大人にはなりたくない。 だから今日も私は幼い頃の夢なんかに執着している。

      • ランドセル

        桜が散るこの時期 変わる環境に騒ぎ立てる人々に 綺麗なカラフルなランドセルを背負う 年下という存在に目を輝かせる馴染み始めたランドセル 最高学年という単語に胸を躍らせる傷がついているようなランドセルを背負う そんな子達を見つめながら過去の思い出に浸りたかった。 浸る思い出思い出ほとんどがろくな過去では無い そしてほとんどを思い出すことが出来ない。 確かに培ってきた友情も持っているはずのランドセルも ぼんやりと思い出せるけど確証が持てない。 どんな小学生時代を歩