映画『いのちの停車場』に涙・・☆主演の吉永小百合さんだけでなく脇役陣がいい?
前回、映画の感想を書いたのは「街の上で」でした。
その後、4本の映画を観ました。
「美しき誘惑」
「終活」
「HOKUSAI」
「いのちの停車場」
今回は、「いのちの停車場」を観た感想です。
予告編で観たいと感じた映画でした。
正直、重苦しい映画は苦手なので普段はあまり観ようとはしないのですが、今回は直感で惹かれました。
まず第一に、吉永小百合さんが出演していること。
別にサユリストではありません。
年代的に近いので、そうみられますが私の前の世代です。
私は、まだ酒井和歌子さんの方ですかね。
それでもお姉さんですから・・・違いますね。
第二に、新聞広告を打っていたこと。
主要な東京都など緊急事態宣言下で上映禁止になっている中で、何故実施に踏み切ったか?を1面を使って説明していたこと。
その心意気に感じいったのです。
幸いにも私が住んでいるのは神奈川県。
神奈川県は上映しています。
常々、映画館を上映中止にしている意味がわからなかったので、少しでも貢献したいという思いもあります。
また、一時、映画の俳優のチャンスをつかみかけたこともあったので、思い入れも深いのです。
第三に、私自身もいつ病気で倒れて不思議でない世代・・・
それ故に考えさせられる予告編での内容だったためです。
映画のメイン舞台は、金沢でした。
金沢は、2年暮らしていたので懐かしさもあります。
今までとは全く違い在宅医療の現場にとまどう主人公。
いろんな患者と向き合う中で、医師としての姿勢を貫いていく。
まずは、両脇役の広瀬すずさんと松坂桃李さん。
良い味を出していましたね。
今までの二人には全く感じられない二人です。
広瀬すずさんは、映画「ラブレター」以来・・・
松坂桃李さんは、テレビの大河ドラマ軍師官兵衛以来でした
とても新鮮な演技・・・流石に役者さんですね。
そして、西田敏行さん。
医師としてのシーンはほとんどありませんが、モンゴル料理店での味のある演技です。
いるだけで場の雰囲気が変わってしまう・・・
幸せな光景を醸し出していました。
そのモンゴル料理店のマスターである南らんぼうさん・・・
ぴったりの配役でしたね。
西田さんと南さんの二人がいることで、重いテーマながらも観ている人の心を和ませてくれます。
患者さんの中では、患者さんの夫を演じていた泉谷しげるも良かったですね。
妻がなくなった時の嘆き方・・・
実際に自分に置き換えた時は、どうかと考えました。
そして、小児がんの子役さん。
私も子供が難病で、こども病院に長らくお世話になっていました。
その時のことや、隣の病棟が小児がんの子達がいたので実際に感じていたことへの思いが交錯しました。
最後に海へ連れていったシーンが良かった・・・
涙、涙です。
そしてそして、最後が一番に重いテーマでした。
主人公に直接的に関わること・・・
実のお父さんが、非常に重いテーマを投げかけてくるのです。
最終的にはどうなるのか?
これは、実際に映画をご覧になってください。
久し振りに泣けた・・・
無限列車以来かも?