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自分ごと化会議 in 松江 その2
昨日の続き。
月末、また会議が行われる。
昨日は提案書をみんなで確認するという段階だったんだけども、まだ話足りない所を話していたから、全員一致での延長が決まった。
街のことを本当に良くするって、大変なんだなって感じている。
松江には宍道湖という、広域地域にかかる湖がある。
夕日が沈む姿がとてもキレイに見え、夕日スポットなる場所もあるし、私の好きな島根県県立美術館もその湖岸にあり、夏場は夕日が沈んで30分後の閉館。つまり日没をゆっくり美術館で眺められる、一つのアートとして取り扱われてる。
そんな宍道湖は、環境問題を考える時、広域地域の行政や住民のことを考える場所となる。だから何かをしようとなった時はすごく大変な手順を踏む必要がある。
そんなの普通に暮らしてたら、わからない。観光で来ただけじゃ、わからない。
政治とはこういうことを、多角的に考え、判断するということ。
それを、私たちは『自分ごと化会議』を通してやっていたと言うことに聴講していた学生さんの感想ではっと気づいた。
「投票に行きましょう」と言うよりも、こういう自分が住む街について考える体験を実際にする方が政治への関心が高まるんじゃないかと感じている。
自分の住む街、好きな人が多いと思うから、その街を良くする為に自分が意見を言って、それが少しでも実現化すれば、うれしいだろうし、街を更に好きになれるんじゃないだろうか。
例え、嫌いだったとしても、何故嫌いか?どうすれば好きになるのか?を考えるきっかけにはなると思う。
今は行政主体での『自分ごと化会議』が全国でも行われてるらしいけど、松江のように市民主体でやるのも、人任せにしてない感じがしていいんじゃないかな。やる方は大変だろうけど、それこそ街が好きだからできることでもあると思うんだ。
また、『テーマ』について考えることは、今の自分たちの生活に根差したことだから真剣になる上、会議を通して勉強できる機会があれば、そこで新たな視点を得れる。
今回の会議で個人的に収穫だったのは、松江のお隣、鳥取県米子市にあるローカルエナジーという会社のこと。
『自然エネルギー』の地産地消を掲げ、活動されている。それは電気を売るだけではなく、学生に対して『自然エネルギー』についての講義をしたり、普及の為の認知や勉強できる場を作っていること。
お隣の街で『自然エネルギー』を実際地産地消されていることは刺激にもなるし、松江での実現は夢物語ではないという気持ちにもなる。
ここの代表の森さんがお話されていたことが一番印象に残っていて、
ドイツでは各街に、教会、ビール工場、発電所がある。
ドイツって、素晴らしいなって思った。
自分たちにとって必要なものを自分たちの街で作る環境を作っている。
間違ってたら、ごめんなさいだけど...
日本では、昔はどの地域でも米づくりが行われていた。だから、お祭りがあって、多分その土地土地のお酒もあったんだと思う。
今の日本はそうではなくなってきている。
でも、それに変わって『自然エネルギー』だったり、その土地に合ったものを生み出し、利用できるようになれば、地産地消できるし、それこそ地域特性が出て、おもしろいんじゃないかと思う。
何故そう思うかというと、建物や都市デザインが今のはおもしろくないと感じるから。
昔の方が私は個人的に好きだし、環境に合わせての作り方だから個性がある。
脱線したけども、そう意味でも、やっぱり話し合える場があるのは良いことだと思うし、何より楽しい。
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