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三日月を見上げ
もう秋になったんだなぁ~...空気が変わった気がします。夜は肌寒くなりましたしね。
みなさん、お元気ですか?
私、空を見るのが好きなので、しょっちゅう見てるのですが...
今日みたいな、キレイな三日月を見てますと、特別感があって良いです。
昔の人は粋ですよね。
月を愛でる宮廷行事として、お月見を始めたらしいですから。
こういう日は街を歩いてる時、月がよく見える方、よく見える方を歩いてしまいます。
そうすると、月を見上げてる時は私の目にはそれ以外のものが入らなくなり、日常の雑踏やせかせかした街並みを忘れられます。
つまり、日常から離れる時間になる。
これって、何かに似てると思いませんか?
芸術と言われるものと接していると、私は今日のような気持ちになります。
それは美術館で展示されている絵画などのアート作品だったり、クラシック音楽だったり、五感で楽しむもの、私の場合は演劇もです。
日常と離れてるから感じられる世界もある。
そこを感じることができると、より日常が、日常の本質かな?そういう所が見えてくる気がします。
こういうことしてるからか、私は日常大好きな人間です。
だから、自分の作品でも日常を描こうとしていて、それは演劇を通して、気づいていなかった日常が見えてくると、それまでと違った視点、感覚を得られる。
そうすると、日常って楽しさが出てくると思うんです。
また、自分が知らなかった世界を観て、知ることで、人を思いやる。
これは私の言葉で言うと、「落ちたハンカチを拾って、渡す」なのですが、知ることで、誰かの気持ちや想いに心を沿わすことだってできると思うんです。
その想いから始まったのが、自分の創作の場、Iccoka (いこっか)。
自分がクリエートすることにとっての原点。
月を見上げながら、そんなことを思っていました。
まだまだ演劇に限らず、困難な状況ではありますが、そういう時だからこそ、お月見をして、日常から離れてみませんか?
そしたら、自分にとっての新しい視点が見えてくるかもしれません。
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![井川いずみ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75536328/profile_8e3f194668d54f0712baa5563079cf48.png?width=600&crop=1:1,smart)