Iccoka #4「マザーズ&ガールズ」稽古日誌 #155
夕方、夕涼みをしている猫さんがいました。とても気持ち良さそうだったので、写真に納めようと、距離を詰めた訳です。
始めは、首をブンブン振っていましたが、少しすると「やめてくれ」と言い出し、それでもうまく撮れてなかったから、「もう一枚、撮らせて」と半ばお願いしつつ、距離を詰めようとしました。
その時。
猫さんはすくっと立ち上がり、攻撃をするかの如く、近づいてきたので、謝って、退散しました。
動物にとって、この世界はまだ野生なんだなぁとこの事から思いました。
先日まで勉強していた小池博史さんの講座で「身体の不在」という言葉がありました。
自然から離れたが為に、人間の野生性が失われてしまった、とのこと。
そして、その事により表現体として、日本人の身体は弱いんだと。
言葉だけではよくわかんなかったんですけど、話を聞けば、自分も当てはまることがあると感じたし、
別の知人で、バレエストレッチの先生ですけど、この方も言葉は違うけど、
「手先まで神経が行き届いている状態がない」と似たようなことを話されてました。
生活習慣だったり、環境だったり、現代という豊かさの享受の反面なのかもしれません。
そして、このことを否定することは意味がなく、
やることと言えば、自ら身体を動かし、鍛えることしかありません。
というか、やれば、変わる、かもしれん。
何事も自己に委ねられている環境...
これはある意味、幸せなことだと思う。
自分で選べるって、豊かですから。
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