めぞん一刻 アニメ✖️マンガ比較 第二十八話 響子さんもビックリ 私が賢太郎の父です
第二十八話 響子さんもビックリ 私が賢太郎の父です
アニメおすすめ度 ★★★★★
この辺りからマンガ版と話の順番がかわってくるものが多くありまして。
一つ前が四巻ですがこれはいきなり七巻のお話。
この辺りの話の前後が良い方向に働いたり、話を変にややこしくしたりしますが
今回に関しては前後の関係性には全く影響がないかな、と。
話単体でいうと、めっちゃ好きな話です!!
んで、今回は失業した一ノ瀬家の父が初登場する物語。
誰もがほぼ記憶していない男、一ノ瀬家の父が失職。
ちょうどそのタイミングで一ノ瀬家の息子、賢太郎の運動会が開催。
父兄参加二人三脚を巡って賢太郎の複雑な心境が描かれます。
マンガ版のエッセンスをよりぬいた一つのオリジナルストーリー、って感じ。
この話の肝はやはり最後の父兄参加二人三脚。
運動会中ずっと一升瓶を煽り続けて来た一ノ瀬夫婦が突如、参加のために準備をし始めます。
「酔ってんだろ!!」と止めに入る賢太郎。
「あれは水だよ」という母に風船を膨らませてにおいを確認すると、本当に酔ってないことが分かり、納得します。
その後、父兄二人三脚でだんだんと順位を上げていく両親を見る賢太郎の姿が可愛い。
酔っていることの確認をした風船を呆然と眺める賢太郎が、段々と順位をあげる両親を見て顔を上げていく。
良いシーンだなぁ。
ラストのオチもマンガ版だと酒のために頑張った、というオチがカットされ別の動機が描かれます。
アニメ版だと酒好き要素がピックアップされがちな一ノ瀬さんが
良いお母ちゃんとして描かれる一話なのでした。
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