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めぞん一刻 アニメ✖️マンガ比較 第三十一話 一刻館スキャンダル 五代くんが同棲中!?

第三十一話 一刻館スキャンダル 五代くんが同棲中!?

アニメおすすめ度 ★★★★★+★

非常に印象深いタイトルコールから始まる今話。
通常だとBGMつきのタイトルコールは雨の音と電車の音。
なかなかに波乱の予感です。

前回から引き続き、一刻館を出て行った裕作の物語である今話。

響子と三鷹の結婚がデマだと分かり一刻館へ帰ることをのぞむ裕作。
しかし、すれ違いから響子は一刻館に帰ろうとする裕作に「空き部屋はない」と嘘をついてしまう。
それをきっかけに疾走する裕作が無事に一刻館に戻ってくるまでの物語。

まず、非常に印象的なのは響子が裕作に「空き部屋がない」と嘘をつくシーン。
マンガ版だと怒った勢いで嘘をついたように描かれますが、アニメ版だとちょっと違います。
電話に出た瞬間に安心した表情、そして怒っているわけではなくなんとも言えないモジモジした口調で空き部屋がないことを伝えます。
その間中電話のコードを仕切りにいじる姿も味わい深い・・・。

その後、裕作に嘘をついてしまったことを響子が一ノ瀬に打ち明けるシーンも
マンガ版では一刻館だったところがアニメ版だと本屋に変わっています。
ここで響子が何度も雑誌を落とすシーンは響子の心情がよく出ていて良い。
怒ってついてしまった嘘、ではなく自分でもなんでついてかわからない嘘、になっているあたり、響子の心情の複雑さが際立ちます。

などなど、とにもかくにも響子の「なんとも言えない裕作への気持ち」が大爆発する今話。
ラストシーンの「帰ってきて」は胸キュン必須ですね。

あと、余談ながら、茶々丸のマスターがマンガ版よりも活かした描けれ方をしている部分も注目です。

#アニメ評論 #アニメ #高橋留美子 #めぞん一刻

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