めぞん一刻 アニメ✖️マンガ比較 第二十五話 決闘!五代vs三鷹 プロポーズ大作成!!
第二十五話 決闘!五代vs三鷹 プロポーズ大作成!!
アニメおすすめ度 ★★★☆☆
裕作の大学入学以来、進みも戻りもせずここまで来ためぞん一刻。
ここに来て物語がググッと進みます。
それがこのプロポーズ大作戦。
これまでデートに誘うだけだった三鷹が響子の現状を知り、ついにプロポーズに乗り出す。
これに対して響子は、そして裕作は、各々が未来のことをきちんと考え始める物語です。
マンガ版では二話に分かれているこの話。
秀逸なのはやはり裕作と三鷹の遠回しなプロポーズに対する響子のリアクション。
三鷹の比較的分かりやすいプロポーズには曖昧なリアクションで有耶無耶にするも
裕作のすごく遠回りなプロポーズには答えずとも、伝わっていることを示すような優しい表情をする。
なんとなく響子の本心が見える一話なのですが、そこがどうなっているかがアニメとして最大な見所なんでは!?
といった感じなのですが、実際どうなっているかというと・・・。
三鷹からのプロポーズへの返答は前半ラスト。
三鷹の「あなたと生涯ペアを組みたい」というプロポーズに
「プロのテニスプレイヤーになんてとてもなれませんわ」と返しまし『プロポーズだと理解していない』というスタンスをとる響子。
ただし、この『理解していない』は『理解していないフリをして誤魔化している』ととった方が後々の話がすっきり通ります。
(詳しくは26話の時に書きます。)
しかしながらこのシーンのBGM「アホッアホッ」という鳥の鳴き声が入っています。
これだとニュアンス的に『本当に理解していない』という印象にどうしてもなってしまう。
これは話の整合性を崩す演出なのかな、と思うわけなのです。
対して裕作のプロポーズ(?)はラストシーン。
ここ、映像的にはすごく好きなのですが・・・。
(特に一刻館までかけっこをするシーン)
演出的にはちょっと・・・。
裕作の「あと三年は管理人をやっていてほしい」に対して
響子が「三年?」と聞き返すシーン。
マンガ版ではそこで優しい微笑みの表情になっているために
その『三年』という時が何を意味しているか理解しているように見えるのですが
アニメ版だと『ポカーン』とした表情。
これだと響子の『受け入れた』という感じが出ていないので
ここもちょっとマイナスなのかな、と。
結果、全体を通して響子の感情ニュアンスがイマイチ出ていないのかな、と思う次第なのでした。
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