めぞん一刻 アニメ✖️マンガ比較 第三十四話 恋は強引に!ゆかり婆ちゃん金歯で勝負
第三十四話 恋は強引に!ゆかり婆ちゃん金歯で勝負
アニメおすすめ度 ★★☆☆☆
朝起きたら何故か一刻館にいる裕作の祖母、ゆかり。
こずえのデートに無理やりついてきたり、三鷹の家に裕作と響子を連れて行ったりと話を掻き回します。
最後には三鷹との生活格差に裕作が落ち込む一話です。
マンガ版ではゆかりが一刻館にくるまでが一話になっているのですが
そこが飛んでいるあたりかなりぶっ飛んだ人に見えてしまうゆかり。
まぁ、そこは間違っていないからいいんだけども・・・。
この話で非常にネックになってくるのが前半で登場するこずえの扱い。
というのも、こずえはポジション上どうしても最後にはフラれるというポジションのキャラクター。
にもかかわらず彼女が登場し続け、かつ裕作が悪役にならないのには大きな理由があるわけです。
それがこずえの「裕作がせまると笑顔でかわす」というスタンス。
キスをしようとすると気付いたらいなくなったり「やだーっ」といって突き飛ばしたり。
それ故に裕作は他に好きな人がいながらもこずえとデートをし続けられるし、見ている側もそれを安心して見れるわけなんです。
ですが!!今話はそこを覆してくる危険な一話でして、よくない・・・。
ゆかりの「お嫁に来るかね?」の一言に真剣な目で裕作を見つめるシーン。
これだと完全に裕作は悪者になってしまうわけです。
これはいただけない。
あと、ゆかりが「こずえちゃんと管理人さんどっちがいいんだ?」というセリフのあとで一刻館の住人がズカズカ話題に入ってくるシーンもいただけない。
何せこの時点で裕作にはどちらを選ぶか、以前に両方から選ばれないという可能性もあるわけで。
親戚で、裕作のことを贔屓目に評価しているゆかりが「どちらを選ぶ」と聞くのはわかるものの
部外者である一刻館住人がその話に乗っかるのは一刻館住人が響子とこずえを安く見積もっているようにうつってしまう。
ここでセリフを入れるなら「まぁどっちからもフラれる可能性もあるけどね」ぐらいじゃないといけないのではないのかな、と。
その後の三鷹家でのアニメオリジナルシーンも前後感が全く読めない唐突なシーンになって、なんの伏線にもなっていない。
全体的に雑だな、と思う次第です。
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