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強い子


№103 今回紹介するお話

経営コンサルタントの福島正伸さんが講演会で話されたもの及び、ご自身の著書「仕事が夢と感動であふれる5つの物語」(きこ書房)のあとがきに書かれているというお話だそうで、重い病気を持って生まれた女の子が大好きなお母さんのために笑顔を見せるという内容です。

おはなし

これはある難病の女の子のおはなしです

女の子は進行性の病気で入院していて
頭や体のあちこちに器具がとりつけられていました

大きな手術が必要でうまくいかなければ
命を落とすこともあるそうです

お母さんはそんな彼女を見ると
悲しくてしかたありません

「どうしてうちの娘がこんな姿に…」

女の子は大好きなお母さんを元気づけたくて
お見舞いにくるお母さんをいつも笑顔で迎えていました

女の子は童話を読むのが大好きで
自分でもよくお話をつくっていました

そしてお母さんのために「強い子」
というお話をつくりました

それは彼女が生まれる前のお話です


ある日神様に呼ばれて行くと
たくさんの赤ちゃんだちが並んでいて
一人ずつプレゼントをもらっています

「あの町にうまれたい」
「お金持ちの家にうまれたい」

神様はどんなことでもかなえてくれるのです

女の子の順番がやってきましたが
何がほしいか決まっていませんでした

ふと見ると神様のうしろに「重い病気」
というプレゼントがあります

「これは誰がもらえるの?」

「いちばん強い子だよ
このプレゼントをもらった子は
生まれてからすごく苦しいんだ」

「だからいちばん強い子にしかあげられないんだよ」

女の子は思いました

「他の子がこのプレゼントをもらったら
その子にあったときつらいだろうな…」

そして神様に言いました


「そのプレゼント私にください
私がいちばん強い子よ」

「他の子にはあげないで
他の子が苦しむのはいやだから」

「私がいちばん強い子だから私にちょうだい」

「君が来るのをまっていたんだ
君がいちばん強い子なんだね」


ねぇママ

そうやって神様にお願いして
私は生まれてきたんだよ

お母さんは涙を流しながらも
笑顔で女の子を抱きしめました

福島正伸さんの言葉

私は陰ながら難病の子どもたちの支援をさせていただいています

このお話は私が出会ったある女の子のお話です

最初にその女の子の写真をみたときその子は笑顔で写っていました

その笑顔の理由がこの「強い子」のお話です

ある説によると人間の遺伝子はすべての人がほんの少しずつ違っているそうです

それはすべての人が違う体質となって生まれるためだそうです

たとえ1つの恐ろしい病気が人類を襲ったとしても

その病気にかかりにくい体質を持った人が生まれるためだそうです

そうすると1つの病気が人類を滅ぼすことはできなくなります

ただそのために重い病気を持って生まれてくる子もいるのだそうです

難病の子どもたちはみんな人類にとって最も大切な存在なのかもしれません

すべての人に生まれてきた理由があります

そしてそれは自分で見つけ出すことができます

意味のない状況はありません

意味を見出そうとすれば必ずそこには重要な意味があることに気づきます

私たちが人間として生まれてきたのはまわりの人々だけでなくほかの生物や未来の地球にとって必要な存在だからなのです

YouTube

entre8008

参考

今回のお話は様々なブログやYouTube動画を拝見、拝聴し、転載及び作成致しました。

書籍

仕事が夢と感動であふれる5つの物語 (講演CD付)
福島正伸 (著)

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、イラストAC様から頂いています。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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