【鉄面皮日記】2022.03.28.
こうやって文章を認めるって、手の内を曝け出しているようで、厭だよね。
でもそれで自分自身が納得しちゃえたりもするので、暴露しても見返りはある。
損得勘定でやってるわけじゃないけれど、吐息のようなものなのかも知れない。
汚く云えば、放屁でもいい。
兎に角、出てしまうものなのだから、素直に提出するが正直でよい。
ぜんぶに迷いがあった。
以前に、"マブイ(魂)を落とす"と書いたけれど、いまやいつ落としても不思議ではない。
云っている先から、ダダ漏れているような具合、穴という穴からエクトプラズムの如し、
否、穴から漏れていくのかどうかは定かではないが、
焦点定まらず、虚な眼で、ほうほうの態で、ただ逃げ出している感じ。
迷いには、魔が寄ってきて、悪さをする。
呆けて気が抜けているから、財布をスられても気づかないようなものだ。
あぶないあぶない、財布ならいいが、命をスられたらスペアはない。
腑抜け、と指さされても返す言葉もない。
言葉をたくさん持っていても、それを使う場所がなければ、役立たず。
行き先が分からなければ、何処へ向かっても行き着けない。
無目的の腑抜けが、生気の抜けたまなこで、饒舌に言葉を駆使する様は滑稽なのだ。
だから、小さな目的地を無理にでも拵えて、どうにか遣り過ごすしかない。
それを終えたらまた直ぐにでも行けるくらいの地点を設定し、
そうやって歩けば、振り返れば長い距離を稼いでいるかも知れない。
どうも弱気でいけない。
裸になって、曝け出してみる。
これを描いている姿を想像してみるべし、
珍妙、滑稽ではない、
むしろ厳粛な面持ち、清々しささえ感じる。
えい、ヤケだ。
赤でスタート、黄でダッシュ、それで事故なのだ。by.天才バカボン
これで『鉄面皮日記』の看板もできました。
小さい目的地に到着です。