トヨコの部屋
コニチワ。とよしーです。
久々のQAEチームnoteの更新となってしまいました。
今回はQAEの技法にまつわる話ではないのですが、iCAREのDevelopment部でやっていたソフトな施策を紹介したいと思います。
その名も「トヨコの部屋」です。
トヨコの部屋とはなにか
毎週開催される「DevHangOut」というDevelopment部の定例MTGにて、わたくしとよしーがインタビュアーとしてDevelopment部で働くメンバー約30名を1人ずつインタビューするコーナーです。
この施策を2023年の夏頃から続け、つい最近メンバー約30名全員をインタビューし終えましたので今回この記事を書いています。
※ 毎週やっていて約30名のメンバーをすべてインタビューし終えるのに1年間かかるのって長くない?と思うかもしれませんが、自分自身やインタビューされる方が休暇をとっていた場合このコーナーはスキップされていたのでなんだかんだ1年間かかってしまいました
なぜやっていたのか
Development部のメンバーの相互理解を促進のための1つの施策としてです。
背景として1年前の当時、Development部の組織をがっつり変更したこともあり、メンバーはいままで一緒に働いたことがない人とこれから一緒に働くことになるフェーズでした。
タックマンモデルの「形成期」ともいえる状態を緩和する施策の1つとして実施していました。
また自分の経験上、前職では社内広報として社内ラジオを立ち上げてMCとして社員紹介などをしていたこともあり、割りかし得意分野でもあったためという個人的な背景もあります。
トヨコの部屋でなにを問いかけていたのか
はじめたころはまだ質問の型が定まっていなかったためアドリブもありつつ、最近の仕事のことやプライベートの過ごし方について聞いていました。
が、このスタイルだと質問される側は「一体なにを質問されるんだろう…ビクビク」と感じる方もいますし、自分も「途中でシーンとなったらおしまいだ…」と思っていたので、当初は絶妙な緊張感がただよっていたコーナーだったのではないかと思います。
そこで途中から質問する内容を決めました。
それはトヨコの部屋のゲストの「過去」「現在」「未来」の3点を聞くことに絞りました。
過去とはゲストの働き始め〜iCAREに入社するまでのキャリアについて。
現在とはいま何のプロジェクトやどのような仕事をしているかについて。
未来とは今後やってみたいこと、興味があることについて。
上記3点を聞くようにしました。
逆にプライベートのことや趣味の話などは掘り下げないようにしました。
これは約30名ほどいるみんなの前ではあまり自分自身の趣味の話をしたくない方もいるのではないかという配慮をしたためです。
これらの質問事項は事前にゲストの方に送っていました。
その際、答えづらい質問があれば省くことは可能であることを伝え、合意の上でトヨコの部屋を開催していました。
インタビュアーとしてなにを意識していたか
2点あります。
1点目は傾聴の姿勢を保つこと。
自分自身が割とおしゃべりな性格なこともあり「ちゃんと傾聴せねば」と意識をしないといけなかったのです。
傾聴する際の自分がやっていたコツとしては
「へぇ〜」「うんうん」「すご!」「やば!」という相槌は頻繁に行う
相手が言ったことを時々繰り返す
をやっていました。
2点目はゲストのキャリアのターニングポイントに注目すること。
過去のことをゲストが話しているときに「この時にエンジニアになろうと思ったんですね〜」のような話によく反応するようにしていました。
なぜかというとこのようなターニングポイントには質問するポイントがたくさんがあるからです。
例えば
「いままで違う職種からエンジニアになるにあたって準備したことはあるか?」
「ガラッとキャリアが変化することに対してしんどかったことはあったか?」
などのような質問をしていました。
どんな人であれたくさん考えたうえで新しいキャリアの選択をしていると思うのでターニングポイントには注目していました。
1年間やってどうだったか
小学生みたいな感想で申し訳ないのですが、自分自身はDevelopment部のメンバーのことを知れてシンプルに楽しかったです。
やはりまったく知らない人と働くよりかは少しでも一緒に働く人のことについて知っていた方がいいなと個人的には思います。
加えて1つ気づきがありました。
それは会話にも「リズム」が存在するとわかったことは収穫でした。
余白(休符)がありつつ話してくださる方もいれば、ダダダーっと情報量多めに話してくださる方もいて、それぞれの会話のスタイルに適応すると良いインタビューにできると気づきました。
どのようなキャリアを経てiCAREという会社に我々Development部が集まったのかを知れるだけでも、やってよかった施策だと思っています。
トヨコの部屋は終わってしまったのですが、横展開できる施策だと思うので、他部署ないしは他社でも「自分たちもできるかも」と思ったらぜひやってみてください!