パリ 4日目
本来であれば今日はあのロンシャンの礼拝堂に行ける日でした。
しかしながらストライキはまだまだ終わりが見えず予約していた鉄道も動かないというメールが来たためパリをゆっくり観光することに。
行きたかったけれど諦めていたルーブル美術館へと行くことにしました。
9:00開館予定であるため宿を8時過ぎに出て8:45から並びました。
しかし10:00になっても開く気配がない…
友人が美術館のスタッフ(?)に聴いてくれたところストライキの影響でいつ開くか分からないらしいとのこと笑。
時間ももったいないのでまた後でくることにしてその場を離れました。
ルーブル美術館のデパート部分を巡っていると近辺から拍手が。
私たちが列から離れて数分後に開館したらしいです。笑
列も長いので数十分後にまたくることにしてルーブル美術館のデパートを散策します。
私的にそのデパートのレイアウトがすごく好きでした。
高級なお店が並んでいるはずなのに入り口を下の写真のような形にすることで店内へと緩やかに誘導されるような感覚を覚えます。
また、各店舗の共用通路は天井高がおよそ6000
ほど(感覚です)で解放された空間となっておりその共用通路に付帯するそれぞれの店舗は店舗個々のブランドイメージや高級感、お店に必要な平面積等を考慮して天井高が高い1階になっていたりそれぞれ階高2700ほどの2階構成にするなど店舗自体はとても自由な印象をうけました。
(ジュエリーや時計等の高級な商品を販売している店舗は1階で雑貨等を扱う店舗は2階だったりしました。)
さらに奥の方へと進んでいくとさらに天井高が高くなり中央には天井高の非常に高い通路が通っておりその通路の両手にデパコスやアクセサリーのお店が連なります。
ここは物理的な壁等での店舗の境界は存在せず大きな開けた空間を支える太い柱を一つの空間を文節するポイントとして利用している印象でした。
わたしが行ったことのある(あまり多くはないのですが)日本のデパートは階高の変化の有無はともかく、各フロアが1階、2階、3階とそれぞれ分割されているところがほとんどな印象です。
それと比較してこのルーブル美術館付属のデパートでは天井高の非常に高いスラブをひとつ設けて必要に応じてその大きな空間にスラブを挿入し、一つの大きな空間を共有することで比較的狭めの空間でも閉塞的ではなく開放感あふれる空間を作り出せているのだと感じました。
これはフランスの他のところにも言えることであり、あるデパートではドーム型の3階を貫く吹き抜けがありその中央に非常に大きなクリスマスツリーがあります。そのクリスマスツリーを様々な店舗が取り囲んでおり借景のような感じでそのお店から綺麗なツリーを楽しむことができます。私たちも含め、その店舗で買い物をする用はないのに(高級なお店なので)店舗の中に入ってツリーの写真を撮らせていただきました。
しかしそのような形式に店舗を配置することでツリーを見るために入店した人が思いがけず素敵なプロダクトに出会い購入に至るケースも少なくないのかなと思います。
フロアマップをもらいルーブル美術館へ。
ルーブル美術館内ではストライキの小さめの集団がなにかしら訴えていました。
館内は迷宮のような感じでどこになにがあるのかわからない、何者かに誘導されるように館内を進みます。
このルーブル美術館でも子どもたち専用のガイドツアーが開催されていました。
ルーブル美術館を後にします。
せっかくフランスにきたのだからフランス料理を、ということでフランスにいる友人にオススメのフランス料理のレストランを教えてもらいました。
ここは16€で食前酒、前菜、メイン、デザートまでいただくことができます。
前菜、メイン、デザートは各6種類くらいの中から自分の好きなメニューを1品ずつ選ぶことができます。
エスカルゴは友人に分けてもらい、初めていただきました。味としては貝とエビの中間のような感じで普通に美味しかったです。(貝殻から中身を取り出すのにとても苦労しました笑。)
とても美味しいご馳走でボリュームも満点だったため気がつくと丸2時間、コース料理を食べ続けていました。
次へ続きます。
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