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パリ 3日目
今日はサヴォワ邸とヴェルサイユ宮殿の予定でした。
しかしながら鉄道がほとんど動いていないとのことでヴェルサイユ宮殿は断念。
サヴォワ邸はパリ中心地から少し離れたポワシーというまちにある1931年に竣工したル・コルビュジエ設計の住宅です。
本当に正直なことを言うと、始め私はそこまでこの建物に期待していたわけではありませんでした。名建築と言われていて授業でいろいろ教えてもらったし、フランスにせっかく来たから行こうかな くらいの気持ちでした。
大学の授業で近代建築の五原則といったことや外部や内部の写真を見せてもらうなどしてある程度は知ったつもりでいましたがここまで良い意味で自分の想像と空間体験が異なるのは初めてでした。
本当に素敵な空間であったため今回のnoteはその魅力を少しでも強く伝えるために写真多めでいきたいと思います。笑
ちなみに先ほど述べた”近代建築の五原則”とは1927年にル・コルビュジエによって表明された理論で近代建築運動の主原則になっています。
①ピロティ
②屋上庭園(?)
③自由な設計
④自由なファサード・⑤横長の連続窓
ここからは私のサヴォワ邸の推しポイントを少し。
真っ白な建物
解放されたリビングルーム
中庭の配置の仕方
開口部の設け方・柱の位置
壁の差し色の入れ方
外部と内部がひと繋がりになっている感じ。
境界はしっかりあるけれど
思わずドアを開けて外に出たい衝動に駆られるような空間の連続性を感じます。
そして、いつまででも見ていられるような美しさの階段。
また、トップライトが所々に入っており、室内に光を落とします。
その加工を上から見るとガラスをスライドしてはめているだけの印象。
雨漏りしていなかったのかは非常に気になるところです。
水平連続窓は周りの景色ありき。
窓辺から眺める景色は格別です。
ここまで、実際に入ってみなくては、空間体験をしてみなくては分からないなって思った空間は初めてでした。
想像より遥かに自由で解放された大変居心地のいい空間が広がっていました。
帰り道は猫が案内してくれました。
友達と猫の恩返しみたい、猫に何もしてあげてないけど などと喋りながら…
途中にあったパン屋さんでお昼ごはんのクロワッサンを買いました。
いくらでも食べれそうな軽さ。(カロリーお化けです。)
とても美味しかったです。
その後デパートに行き、大きなクリスマスツリーを見ました。本当に多くの人がツリーを背景に写真撮影をしています。
さらに、デパートの屋上空間(エッフェル塔が望める)でも実に多くの人が訪れて景色を眺めたり写真撮影をしていました
デパートがここまで多くの人で賑わっている状況は日本ではあまり目にしないため興味深かったです。
次へ続きます。