ガガイモから針刺しを作る。
先日ガガイモの種をいただきました。
古事記の国づくりのお話に出てくるスクナビコナノカミは、ガガイモの船に乗ってやって来たなんて!なんて印象的な登場シーン!
日本の神話大好きです。
また、このガガイモのふわふわ綿毛は、針刺しや枕の中身にも使われていたそう。ふむふむ。
やるっきゃない!
そういえば今まで針刺しを持ってなくて、いつもお裁縫する時は、そこら辺のクッションとかにぶすぶす針を刺してました。
ワイルドだから?
いいえ、世界はワイドだからです。
クッションでもお布団でも世の中の針で刺せるものは全て、でっかい針刺しなのです。
“ホタテの目ぇ百”という慣用句にもありますが(ナイ)
よく“ホタテの目が100個あるように、360度見渡せるくらい大きな視野を持って生きるべし”と言うでしょう。
でも、胸に刻まれたそんな教えも、繊細なふわふわの毛を持つガガイモの前では無力!
ああ、こんなかわいい毛も殻も活用できたら嬉しいな。針刺しになったら素敵だな。
まち針も喜びそう。世の中という大きな針山から、専用の居場所を得たまち針の気持ちはどんなに喜びに溢れたものだろう。
まち針の気持ち。ガガイモの気持ち。ゆきもち。
皆が望んでいる気がする。
そうしてちくちくと縫った次第です。
……そんなこんなで私もついに、小さな針刺しを使う人間となりました。
ミニマリスト……か……。
針刺しを持たない時代に作ったものたちに想いを馳せ、追憶に浸る雨水の午後。
ここ最近作ったものたちを、作品集にしてみました。
自分用の“あったら便利だな”を作ったものです。
チクチク🧵~\
ふふ。
見ていただいてありがとうございました。
そして、今私はガガイモ祭りです。針刺しの次にもう作りたいものは決まっています。
ガガイモの船に乗ってやってきたスクナビコナノカミさまを作りたいです。
私の大好きなそば茶さんのお地蔵さんみたいな感じで……😍😍😍
素敵なの作りたいなあ!
よーし紙粘土こねるぞ。
楽しみです。