バラの花びらを数える。急に迷宮について気になる。
そんなことを考えていたら気になってきました!
そしてギリシャ神話の迷宮について調べたのに、粘土盤やら図形やら死の象徴やら出てきて、思いがけず面白かったのでまとめました。以下画像はWikipediaよりお借りします。
迷宮は、ギリシャ神話でクノッソス宮殿の地下にミノタウロスを閉じ込める為に築かれた脱出不可能な場所として有名ですが、実は新石器時代から迷宮図形は描かれているそう。
迷宮図形??
迷宮=恐ろしい場所という認識でしたが、厳密には図形を指すそう。概念そしてシンボルとして存在していたもののようです。
“螺旋や迷宮図形は地下世界の地図であり、死の象徴。古代人にとって迷宮に入ることは死を意味し、迷宮から出ることは転生を意味していた。”
とあります。
胎内巡りみたいですね。
古典的な迷宮の特徴
通路は交差しない。
一本道であり、道の選択肢はない。
通路は振り子状に方向転換をする。
迷宮内には余さず通路が通され、迷宮を抜けようとすればその内部空間をすべて通ることになる。
中心のそばを繰り返し通る。
必然的に中心に至る。
中心から脱出する際、行きと同じ道を再び通らなければならない。
ラビリンスは地下の地図なのですね。古事記でいうと黄泉の国、根の国みたい。
中心に向かって一本道の迷宮から出ることは転生を意味する、というのが興味深いです。
古代の中国においては迷宮図形は魔除けの意味も込められていたそうです。なぜなら悪魔は真っ直ぐにしか飛べないから。悪魔かわいい…。
ヨーロッパでも魔除けとして紋章に施していたそう。
ぐるぐるには色んな意味があるのですね。
お釈迦様も螺髪ですね。
つむじもDNAもお水も大気も太陽系の惑星も天の川銀河も螺旋ですね。
そんな感じで、迷宮図は古代の石盤から、銀貨、庭園、教会の床、指輪、紋章、住居や都市の構造に至るまで世界各地で見つかっているそう。へええ。
ヨーロッパとアジアだけでなく、ネイティブアメリカンに用いられている神聖なモチーフにも似ているものがありました。
ネイティブアメリカンのMan in the Maze。
この図も神話に基づいています。
新しい世界を作った3人のうちの1人の神は人々を育てるが人々に殺されてしまい、再び生き返り、最後は地下へ行くということ。
この図については、道のりは外から内に、中心に向かっていくこと、それは生命の旅であること、真ん中は祝福そして死ぬところ。などがありました。超要約ですが。
こちらでもぐるぐるは生と死と関連しているのですね。地下という言葉が出てくるのも不思議です。
遥か昔の古代からそれぞれ別の大陸で同じ様なモチーフを用いて死生観の概念が語られてきたことは面白いですね。
迷宮は対流や渦みたいです。全ての動き。エネルギーの流れ。お花も。
こちらはギリシャのクノッソス。
バラ。
ということは?
正解は…じゃーん!
迷宮図と曼荼羅似てるなあ。
と思ったので、手書きの曼荼羅をちょっと載せたくなりました。ふふ。