学びの段階
学びには段階があり、それを意識する事が凄く大切だと言われています。
「知る」→「わかる」→「行う」→「出来る」→「分かち合う」
の順だと言われています。
「知る」 まずはその物事を知る事
知らない事には学べないので、一番初めの段階だといえます。
例えば、ある分野で何か新しい概念が出てきた場合、
それを知っているのか知らないという事になります。
今は非常に多くの情報を入手しやすい社会になっているので、この段階は比較的達成しやすくなっているのでは無いでしょうか。
「わかる」 その情報を理解する。
僕の性格上ここは気になるタイプなので、何か知ってしまえば、理解しようと努めるのはそこまで苦じゃありません。
もちろん理解の質や段階もあるでしょうが、出来るだけ本質的な理解をしたいと思っています。
「行う」 その情報を意識して実際に行動に移す。
「知る」「わかる」はインプットの段階で、「行う」以降はアウトプットの段階です
この「わかる」→「行う」には非常に大きな溝があると思います。
学びの段階で最も重要な段階だと思います。
先ほども少し述べましたが、現代は情報が溢れかえっている時代なので、インプットは比較的容易だと思います。
「論語読みの論語知らず」という言葉もありますが、問題は得た情報を実際の行動に移せるのか。
歯科の分野においては、学んだ事を実際の臨床で行えているのか?
凄く大事な事で、一番の難関ですので、
僕もここは強烈に意識しないといけないと思っています。
インプットの段階で「明日からすること」という項目を必ず書き出すようにしています。
そして、行動しなければならない環境に自らを追い込むという事もしています。
「出来る」 無意識的に行える段階です。
当然歯科の臨床においては技術職の一面が強いですので
無意識に行えたとしても、それが結果に繋がっていないと意味がないですし、再現性がないといけないと思っています。
実践→フィードバック→実践のサイクルは回し続けたいです。
「分かち合う(教える)」の段階です。
今まで得た学びを自分の実際の行動も踏まえた上で、出来るだけ理論的に他者に伝えられるか。
大学病院に勤務していた時、学生に伝える際はそれを意識していました。
実際この段階の時、自分の学びもさらに深まる感覚がありました。
最近「コーチング」という分野を勉強していますが、
この「教える」という事もすごく奥が深いです。この辺もまたアウトプットできたらと思います。
まとめますと、
学びには
「知る」→「わかる」→「行う」→「出来る」→「分かち合う」
という段階があり
一番大きな溝は「わかる」→「行う」の所だという事を強烈に意識する。