本番まで156日。悔し泣きの前に母は無力
(この記事は8月14日に書かれたものです)
熱望校の入試本番まであと156日。
今日は夏の大一番の冠模試です。おそらく受験生最後の熱望校冠模試。どうかどうか実力が発揮できますように。
さて、昨日は熱望校向けの入試練習。入試と同じ教科5コマを受験し、生徒たちが解説を聞く、と同時に採点し、その場で合格発表があるイベント。
息子はゴールデンウィークにこのイベントに参加し、ギリギリ合格。このイベントにまた参加したいと鼻息荒く参加したのでした。
そして、9時19時の10時間の講座が終わり迎えにいったところ、今日も涙目、、、
私の顔を見るなり、開口一番
「数点足りなくて、不合格だった。グスッ」
と顔を覆って泣き始めました。
「そっかー、そうだったんだ。残念だったね」
「うん。取れるところ、たくさんあったのに、、、グスッ」
「まぁ、二日連続10時間(前日も冠系の特訓講座)も頑張ったことがすごいよ。本当にお疲れ様。よく頑張った」
「僕さ、本番の試験、合格しても不合格でも大泣きすると思う」
と、泣き虫の息子は今から大泣き宣言をしていました。
そんなやりとりをして、滞在先のホテルに到着。疲れているだろうからと食事後お風呂に入ってすぐに就寝。
すやすやと寝息をたてて寝始めた息子を見て安心したのですが、深夜に息子が起きてきて、ポツンとひとこと。
「僕、不合格だったのとてもショックを受けたんだ」
「うん。そうだよね」
こんな時、どう励ましたらいいんだろう。本番じゃなくて良かったとか?勉強を頑張るいいきっかけになったとか? 悩んだけど、何も言えずじまいでした。
今朝まで引きずってたらどうしようと思いましたが、朝は普通に起きてこられてホッ。
冠模試の会場に向かう道中息子は
「鳴かぬなら他を探そうホトトギス」はどう?
「鳴かぬなら泣かなくてもいいよホトトギス」もいいかな。
と、鳴かぬならシリーズで自分にぴったりの句を探すのにご執心。
私は「鳴かぬなら私が鳴こうホトトギス」と詠み、ふたりで笑い合いました。
まだまだ笑えている息子を見て、ホッとすると同時に、息子の悔しい気持ちを前に親の私は何ができるんだろうと無力を感じた日でした。
また、今回の経験で
連日のハードな講座をとるときには、体力面の考慮をしておく必要があるなと感じました。
不合格だった時のメンタルへの影響もかなりあるので、本番のスケジュールの組み方は体力面を考慮したり、本番でご縁がなかった時のメンタルサポートを今から想定しなきゃな
と学びが多い機会となりました。