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3日目 パラサイトと事件勃発 イボガマイクロドージング

シャーマンの繊細な指示

頭痛が続いていることから、
イボガマイクロドージングでの
3日目の摂取量はさらに少なくなった。

シャーマンの、繊細な指示が感じられた。

以前は新月・満月・低気圧の影響で
月に何度かひどい頭痛になっていた。
数年その症状はおさまっていたが、
まるで復活したかのようだった。

摂取量が少ないからか、
3日目は特に何も起きなかった。

…少なくとも、夜になるまでは。

イボガのマイクロドージングを始める前から
派手に暴露療法が始まったのとは対照的に、
昼の間はおだやかな時間が流れた。

いずれ、タイミングで大きな変化がやってくる。
半減期を超えた後はどうなるのか、一体何が起きるのかはまるで想像がつかなかった。

嵐の前に優しいブレイクを挟むかのように
イボガは、イボガールが昔からシャーマンに
縁があったことを思い出させてくれた。

頭の中のパラサイト

マインドのおしゃべりがひどくて、
毎日うんざりしていた頃があった。

あなたの頭の中の声はだれ?
あなたがいつも聞いている、内側の声は。

それは、あなたではない。
あなたは…その声を聞いている側。
ではその声は一体、なに?
私たちを飼い慣らす声。パラサイト。
有名どころではエゴとも言う。

その声がうるさくて、我慢がならなかった。

いつもその声に干渉され、批判され、
講釈を垂れられ、疲れきっていた。
社会生活上まったく問題がなくても。

あたまの中の声。
人によって程度はあろうが、
イボガールのそれは相当うるさかった。

確か、片岡鶴太郎さんが芸風をお笑いから
芸術家へと大きく変えて話題になった頃だ。
その転身が眩しかった。

まだ「スピリチュアル」が今ほどポピュラーになっていない頃。某真理教の傷跡は生々しく、まだ霊性に関わる話はカルトと怪しがられた頃でもあった。

そんな時、マインドから逃れたい一心で砂漠で水を探し求めるかのように、イボガールは神智学やグルジェフ、トランスパーソナル心理学、心身医学、代替療法からチャネリング本、クリシュナムルティ、チャクラヒーリング、マーフィーの潜在意識の本まで手当たり次第に読んでいた。

あるボディワークの手技も理論も学んだし、
ヒプノセラピーの資格も取った。
瞑想しても、なかなか空にならなかった。

ドン・ミゲル・ルイス

そんな折、自分の状況を映し出す本に出会った。
ドン・ミゲル・ルイスの「パラサイト・リゲイン」。

代表作は「四つの約束」。著作はいずれもやさしい日本語で書かれていて、難しい概念や用語はひとつもない。

書影がないので、ご参考までAmazonを。


ドン・ミゲル・ルイスは南米のシャーマン。

…シャーマン。

この言葉には、原始的な世界観に自給自足の暮らしといった土着文化のイメージがあった。

ところが「パラサイト・リゲイン」を読んでみると、人間の頭の中に巣食う声とそれにコントロールされる人間の苦しみ、そこからの脱出方法がこれ以上ないほどやさしい言葉で書いてあるのだった。  

自分のなかで起きていることが書かれていた。

多かれ少なかれ、誰もが毎日経験していること。わたしたちのなかで、いつも起きていること。

意識に条件つけられたプログラムと、その解除方法。それをドン・ミゲル・ルイスは語っていた。

シャーマンのはたらきとは

この時からイボガールにとってのシャーマンは、意識のプログラミングについて熟知している存在になった。

ドン・ミゲル・ルイスの本に対する
日本でのレビューは、それほど多くない。

だが英語圏でのレビューを見れば、どれほどこの本に人びとが心を寄せ、共感し、救われているかが分かるだろう。

頭の中のパラサイトと闘い、自由と愛の道に入るための「4つの約束」を実践するワークグループも世界各地にある。

「4つの約束」を実践するには強固な意思がいる。時間はかかるが、効果はある。

いっとき真剣に実践していた時期があって、
それを実践すると、人が口に出していることと
実際に言いたいことの違いが分かるようになり、不思議だったことを思い出した。

パラサイトをひとつ退治するごとに、憎み嫌っていた対象に愛と感謝が湧くのが不思議だった。

…シャーマンの教えを地道に実践していた時期が過去にあったなんて。書きながら思い出し、自分でも驚いている。

ドン・ミゲル・ルイスの本は、意識プログラムのエラーにまつわる人間の根源的な苦しみを、シャーマン文化の独自性をはぎ取り、普遍的な言葉と方法で解決しようとした名著だとイボガールは思う。

よろしければ、手に取ってみてほしい。

読んでみれば、他人事でないとわかるだろう。

JIC(Japan Iboga Center)

そしてイボガールは今、意識のクォンタムジャンプが可能となる量子瞑想と量子意識学を創始した日本人シャーマン・井上朝陽とイボガのマイクロドージングに挑んでいる。

パラサイトが生まれる、その根源に向かって。

夜になり、ある事件が起きた

夜になり、ある事件が起きた。

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なぜ?家庭の恥さらしと、イボガールの
どうしようもない愚かさに満ちているから。
ご興味のある方のみ、お進みください。
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