ビジネスとカーボンデザインシステムについてデザイナーが考えた
はじめに
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
みなさん、はじめまして!
IBM UX CommunityのUXデザイナー、前壮一郎です。
IBMの新しく立ち上がった部門でUXデザイナーをしています。
この記事では、弊社ブログでインタビュー形式で実施した記事について関連する内容を記載します。
詳しい内容が知りたい方は、弊社ブログをご覧頂けると幸いです。
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/iot-maehirayama/
インタビューでは、ビジネスが多様に変化していく中でのデザイナーの役割と、それを支えるデザインシステムについて弊社ブログで触れております。
大きく4つの要素についてインタビューを実施しています。
今回はその中でも、
3つの内容を記載します。
デザインシステムについて
デザインシステムとは、コンポーネント、パターン、ガイダンス、コードなど、あらかじめ構築された再利用可能なアセットのコレクションであり、ユーザーは一貫したデジタル体験をより迅速に構築することができます。あらかじめ用意された普遍的な資産を利用することで、チームが設計と構築に費やす時間を最小限に抑えることができます。基本的な要素の構築や再構築を行う代わりに、その時間を顧客の特定のユースケースに対応するための製品のカスタマイズに費やすことができます。
参考:https://carbondesignsystem.com/all-about-carbon/what-is-carbon/#overview
IBMでのデザインシステムはカーボンデザインシステム(CDS)と呼ばれております。
IBMの製品やIBM外の人も利用できるデジタル体験のためのオープンソースのデザインシステムです。
参考:https://carbondesignsystem.com/
デザインシステムの利用者について
デザイナー、開発者、マーケティング担当者、オファリングマネージャーなど、部門横断的なチームのメンバー一人ひとりのために開発されました。ユーザーのジャーニーにあるすべての地点が、全体的なブランド体験の一部であると感じられる必要があり、そこでデザインシステムの出番となります。デザイナーの共通した法則性を持つデザインを作るツールだけではなく、開発者、製品やサービスを取り巻く関係者とのコミュニケーションの活性化、円滑なコミュニケーションを行うことができることでコスト削減にもつながるものとして最近ではデザインシステムが利用されています。
参考:https://carbondesignsystem.com/all-about-carbon/who-uses-carbon/
デザインシステムを利用するメリットについて
以下の画像をご確認ください。
メリットとしては、大きく3点あります。
という3点があります。
Design、Developmentのフェーズで、デザインシステムを利用すると開発を高速に回すことができます。
理由は、0から検討を行うのではなくユーザーのニーズに合った組み合わせで、互いにシームレスに動作するように設計されており、すべての要素とコンポーネントは、一貫性のあるまとまりのあるユーザー エクスペリエンスを確保するために連携するようにできているためです。
さいごに
現在、多くの企業でデザインシステムという考え方に注目を浴びているように感じます。
この記事ではデザインシステムに興味をもたれた方が、デザインシステムは何なのか、利用者は誰なのか、デザインシステムのメリットは何なのか、という点を中心に記載しました。
もう少し詳しい内容について知りたい方は、インタビュー記事内にも記載がありますのでそちらを参照ください。
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/iot-maehirayama/
次回のご紹介
次回IBMメンバーのUX関連noteとしてはメンバーの他己紹介(interviewee:ヒョンミンさん、interviewer:みっきさん)をスタートしたいと思います。UXデザイナーがお互いの事を知っていく方法などお気軽に楽しみください。