プロセスマイニングで業務改革の第一歩! - IBM Process Mining
プロセスマイニングを活用して業務改革をスタートしてみませんか!?こちらの記事では、IBMが提供するプロセスマイニングツール、IBM Process Mining についてご紹介します。
1. プロセスマイニングとは…
今日、多くの企業が業務プロセスの効率化や自動化に取り組んでいるかと思います。その取り組みの一つとして、プロセスマイニングに注目する企業が増えてきています。
プロセスマイニングは、業務システムなどの実際のイベントログを活用して業務プロセスを可視化・解析することで、業務上の課題点や非効率の発見に繋げ、継続的な業務効率化を支援する手法です。
業務プロセス可視化のアプローチとして、従来行われてきた現場へのヒアリングやマニュアルなどから可視化する方法とは異なり、業務システムから生成されるログをプロセスマイニングツールに読み込ませて、現行業務フロー(As-Is)を可視化します。従来のモデリングでは、調査などで多くの時間を要してしまうことや主観的で偏った可視化になってしまうなどの課題がありましたが、プロセスマイニングではデータに基づいているため、定量的かつ客観的な判断が短時間で可能になります。そのため、正確に問題点を特定し、あるべきフロー(To-Be)に近付けていくことが可能になります。
また、プロセスマイニングにより業務プロセスを可視化・分析することで、DXの一環としてRPA(Robotic Process Automation)をやみくもに適用するのではなく、プロセスマイニングを基に業務全体の自動化の計画を立てて、適切な箇所への適用が可能になります。
2. IBM Process Mining
IBMは、プロセスマイニングツールとして、 ”IBM Process Mining” を提供しています。プロセスマイニング全般の機能に加えて、モデリング製品などとの連携や、プロセスの発見・分析、改善シミュレーション、ROIの算出などの機能を提供しています。
IBM Process Miningを活用することで、実際の業務プロセスを正確に可視化し、アクティビティの頻度、所要時間、プロセスのパターン、コスト、の業務上の課題を発見することが可能になります。
また、実際のプロセスからBPMNモデルを生成することができ、モデリング製品(IBM Blueworks Liveなど)やワークフロー製品(IBM Business Automation Workflow)で理想プロセスを設計したBPMN参照モデルをインポートして、(As-Is)と(To-Be)を比較することで、逸脱したアクティビティを特定、分析することが可能になります。IBM Process Miningで生成したBPMNモデルは、エクスポートしてモデリングとワークフローの実装に活用することも可能です。
可視化された現行業務フロー(As-Is)から、業務を改定したり、一部のアクティビティをRPAによって自動化した場合、どの程度所要時間の短縮や業務コストの削減が見込めるかシュミレーションする機能も提供しています。自動化の開発コストを負担する前に改善効果のシュミレーションをしてROIを算出することが可能になります。
他にも、リードタイム、コスト、アクティビティ時間などのKPIを設定することで、KPIに準拠しているかを視覚的に監視できるようになります。
IBM Process Mining のライセンスは”IBM Cloud Pak for Business Automation(※)” のポートフォリオに組み込まれて、柔軟なライセンス体系で提供しています。SaaSとオンプレミスの両方で提供していて、オンプレミス環境では、従来のソフトウェア版に加えてOpenShift版(コンテナ)でも提供しています。
3. ハイパーオートメーション実現の第一歩
IBMは、ハイパーオートメーションを実現する為に必要なフルサービスを兼ね備えたプラットフォーム、 IBM Cloud Pak for Business Automation を提供しています。
最先端の自動化テクノロジー(プロセスマイニング、RPA、ルール・エンジン、ワークフロー、およびコンテンツ管理)とAIおよび機械学習を組み合わせた、IBMのハイパーオートメーションが、ビジネスプロセスのさらなる自動化の実現をサポートします。こちらの記事でご紹介したIBM Process Mining は、ハイパーオートメーションにおける”業務プロセスの現状の把握とボトルネックの分析” をサポートします。
※ IBM Cloud Pak for Business Automationは、こちらをご覧ください。
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