IBM MQ超入門 ⑦
IBM MQ 超入門の記事はこちらもあります。まだ読んでいない方はぜひご覧ください。
IBM MQ 超入門①
IBM MQ 超入門②
IBM MQ 超入門③
IBM MQ 超入門④
IBM MQ 超入門⑤
IBM MQ 超入門⑥
メッセージングの形態
MQにおけるメッセージングの形態には、大きく分けて2つのメッセージ通信モデルがあります。
Point-to-Point型
Publish/Subscribe型(Pub/Sub型)
① Point-to-Point型
送信側アプリケーションと受信側アプリケーションがキューを介して1対1で通信するモデルのことを示しており、 MQの一般的な利用方法です。
特徴
・メッセージを送受信するアプリケーション同士はお互いのことを知っている必要があります。例えば受信アプリケーションの数が増える場合、一般的には送信アプリケーションに変更が必要です。
・一方向のメッセージの送信の他、要求・応答型の通信も可能です。
②Publish/Subscribe型(Pub/Sub型)
送信アプリケーションと受信アプリケーションがトピックを介して多対多で通信するモデルです。Pub/Sub型では,メッセージを作成して送信する側のプログラムをパブリッシャーと言い、メッセージ受信側のプログラムをサブスクライバーといいます。パブリッシャーから送信されたメッセージは、トピックという送信先に登録されます。トピックに対して送信されたメッセージはそのトピックを購読(サブスクライブ)している1つまたは複数のサブスクライバーに配信されます。そうして、Pub/Sub型のメッセージングではトピックを介してメッセージの受け渡しが行われます。
メッセージを送るまでの流れ
-受信プログラムがMQキューマネージャーに対してあるトピックへの購読要求を行います
- MQキューマネージャーがそのサブスクライバーをトピックに対する配信先として登録します
- 送信プログラムがトピックに対してメッセージをPublishします。
- MQキューマネージャーが配信先として登録されているサブスクライバーに対してメッセージを送信します。
特徴
・送信プログラムは送信したメッセージが誰によりSubscribeされるか、また受信プログラムは受信するメッセージを誰がPublishしたものなのか、気にすることなく送受信することができます。つまりメッセージ交換はより疎結合であり、送受プログラムと受信プログラムが増減しても既存のプログラムは変更の必要がありません。
IBM MQについて詳しく知りたい方は下記をご確認ください。
こちらの記事ではIBM MQのライセンスが含まれている、IBM Cloud Pak for Integration についてご紹介しています。ぜひご覧ください。
当記事に少しでもご興味お持ちいただき、さらに詳しい情報をご希望の場合は、ぜひ下記アンケートよりお気軽にお問い合わせください。
ご記入いただいた方には、貴社の今後のDX変革にお役立てできるIBM の最新情報をお届けします!
どうぞよろしくお願い申し上げます。フォロー&記事のシェアをしていただけますと幸いです。