クラウドネイティブ環境に必須！APM製品選定で考慮するべき3つのポイント
はじめに
複雑化するクラウドネイティブ環境にObservabilityを提供する監視ツールとして注目されているAPM（Application Performance Management）ツール。しかし導入を検討していてもどのようなツールが適しているのか分からないということはないでしょうか？
この記事ではそんな時に役立つAPMツールの選定時に考慮すべき3つのポイントとそれをIBMのAPMツールがどのように実現しているのかについて紹介します。
IBMの提供するAPMツール Instanaについてはこちらの記事で紹介しております。
https://note.com/ibm_automation/n/nec2e72ad0735
本記事はIBM AIOps Group Japanで公開されている「購入ガイド:APM製品選定の際に考慮するべき11のポイント」の内容を抜粋したものです。元の記事はこちら
APMツールの選定で考慮すべきポイント
1. 【インストールと設定】インストールと設定が簡単であること
2. 【根本原因の分析】根本原因の分析が自動的にできること
3.【使いやすさ】使いやすいソリューションであること
Point 1 【インストールと設定】インストールと設定が簡単であること
モニタリング・ツールのインストールは、可能な限りシンプルで、最小限の手動作業で済むようにす べきです。また、既存のコンテナイメージを再構築する必要がないことが理想的です。
Instanaは、シングルエージェントを採用しています。実際、その単一のInstanaエージェントを1つ のシンプルなコマンドでAmazon EC2にデプロイすることができます。
Instanaは、Docker、AWS ECS、AWS Lambdaなどの他の環境のためのシンプルなインストールもサポートしています。
起動後、Instanaエージェントは自動的かつ継続的に他のどのプロセスが実行されているかを検出し、それらの監視を開始しますが、すべての設定はほとんどゼロ構成で済みます。これには、言語ランタイムが含まれます。多くの場合、ミドルウェア、オリジナルのコンテナイメージは、変更することなく自動的に監視されます。
Point 2 【根本原因の分析】根本原因の分析が自動的にできること
インフラ、アプリケーションが複雑になるとコンポーネント間の相互依存関係も非常に複雑になります。あるエンティティに小さな問題が発生すると、アプリケーション全体に津波のような波及効果をもたらします。その結果、アラート通知が大量に 発生し、オペレータが根本原因を迅速に特定することができなくなります。
APMソリューションは、自動的に根本原因の分析を行い、原因と結果を区別したインシデントの簡潔なサマリーを提示するこ とで、オペレーターが問題を迅速に解決し、最高のサービス品質を維持できるようにします。
Instanaではインシデントの根本原因分析を自動的に行い、Instanaダッシュボード内のすべての関連情報へのリンクを含むイベントの簡潔なサマリーを作成します。このサマリーは、インフラ、アプリどちらの視点でも同じ結果を確認できます。
Point 3【使いやすさ】使いやすいソリューションであること
APMソリューションのROI分析では、ダウンタイムの削減と利用者の生産性向上による潜在的なコスト削減が主な価値の構成要素となります。
利用者の効率向上による節約効果は、より多くの人々が日々の業務でソリューションを使用することで最 大化されます。これは、製品のユーザーインターフェースが習得しやすく、使いやすいものでなければ実現しません。使いやすさは、インシデントの根本的な原因を見つけるのにかかる時間を短縮し、ダウンタ イムの減少によるさらなるコスト削減につながります。
Instanaでは、必要な機能が厳選されたシンプルなメニュー、最小限の画面遷移で、目的の情報が確認できる様に設計されているため熟練者から経験の浅い方まで低い学習コストで利用できます。
以上３つのポイントをご紹介しましたが、これは考慮すべき点の一部になります。もっと詳しく知りたい方はぜひ「購入ガイド:APM製品選定の際に考慮するべき11のポイント」もチェックしてみてください！
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