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IBM MQ超入門①
IBM MQは、独立したアプリケーション同士が互いにメッセージを送受信し合うためのメッセージ指向ミドルウェア(MOM)です。
プログラム間を郵便サービスのように動くことでアプリケーション同士のコミュニケーションを簡略化します。
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IBM MQとは?
IBM MQは非同期型のコミュニケーションシステムです。
アプリケーションは、直接コミュニケーションを行うのではなく、キューを介したメッセージを通じてデータの送受信を行います。
![](https://assets.st-note.com/img/1645755465255-Bg6AqCZNbu.png?width=1200)
アプリケーションAが、メールボックスのようなIBM MQのキューにメッセージを入れ、アプリケーションBが、キューを読み取り、メッセージを取得します。
IBM MQの特徴
①非同期型のシステム
「非同期」の特徴を活かし、送信者は受信者の状態に関わらず、IBM MQにメッセージを送ることができます。受信者側が他の処理を実施していても、また、受信者側のサーバーがダウンしたとしても、IBM MQに送信することでIBM MQはメッセージをキューに入れ、受信側アプリケーションがMQのキューから好きな時にメッセージを受信することができます。また、届いたメッセージを受信して即座に処理することも可能です。
②異なる環境に対応
IBM MQは、
- メインフレームからパーソナルコンピューター(PCs)までの様々な環境
- COBOLやJava, Cなどのあらゆる言語
- REST API
などの環境や言語が異なるプログラム間でデータの相互運用ができます。
また、国を跨いだ通信にも対応しています。
③確実なデータ交換・セキュリティ・整合性の確保
IBM MQは、消失が許されない重要なデータを確実に記録してくれます。また、通信を暗号化してメッセージをセキュアに交換する機能が標準で備わっていたり、メッセージ処理とデータベースの更新を同期させ、データの整合性を担保する仕組を提供しております。これらのことから信頼性が求められる重要なシステムでのメッセージングに広く活用されています。
*IBM MQ Website:https://www.ibm.com/jp-ja/products/mq
"MQ 虎の巻"では、IBM MQ の概要・導入・設計・運用の基本を解説しています。ぜひこちらも併せてご覧ください。
現在IBM MQ は、Cloud Pak for Integration のライセンスでご利用いただくことができます。
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