Midjourneyでデザイナーがヘッダー画像を作成した話
こんにちは⊂(・▽・⊂) 株式会社IBJ Labo部所属のデザイナー@yayaです。
弊社IBJは婚活事業を行っている会社です。各事業部ごとにデザイナーが在籍しておりそれぞれの課題に取り組んでいます。そんな中、私が所属するLabo部では社内の様々な事業部を制作・開発面でサポートしたり、事業部側ではリソース的にできないような技術的なチャレンジを行っています。
今回は試験的に導入している画像生成AI「Midjourney」を使用してIBJ公式noteのヘッダー画像を作成した事例を紹介します。
コンセプトを決めてプロンプトを書く
画像に含まれていてほしい要素として事前に考えていたのはおよそ以下のことです。
同じ目的のために色々な職種の人が一緒に働いている様子
その目的である「ユーザーの人々のしあわせを作り出している」様子
色は青と赤、水色とピンクが中心などブランドイメージと親和性がある
ひと言でいうと「愛を作り出すために働く人々」の画像が欲しい。これをもとにプロンプトを書いてみるとーー
オフィスの真ん中にハートがあって、そのハートを作り出しているのはそれを取り巻く社員たち…というようなイラストを生成するイメージでプロンプトを書いています。 以下にいくつか生成した画像を載せていますが、視覚的なバリエーションを出すためにそれぞれの画像でプロンプトは若干異なります。上のプロンプトは今回生成したそれぞれの画像に共通する記述です。
実際に生成された画像の例
採用案を見てもらう前に、せっかくなので採用された画像以外のボツ案(提出した案も自主的にボツにした案も含まれます)もいくつか載せてみます。
実際に採用した画像
で、合議の結果、こちらの生成画像を使用したヘッダー案が最もターゲットにあっていて良いのではということになり採用となりました。個人的には「IT技術を基盤にして社員が成婚カップルを生み出している」様子がうまく表現できていた(というか、人間側でそういう意味づけができた)のが良かったので提出した案です。
ベクターイラスト的なスタイルで生成された人間とは違う立体的なスタイルで青い土台が生成され両者が無理なく共存しているのも素材サイトでは見かけない面白さがあるし、何より弊社らしい「IT技術と人の手のぬくもりの融合」を表現しているように見えたのも評価できるポイントでした。(なんか人間側、命令したり評価したりばかりで偉そうだな)
実際にやってみて
impressionismやらflat designやらcyberpunkやら、視覚的なスタイルに影響しそうなワードを色々混ぜてプロンプトに追加するとあまり見たことないスタイルの画像が生成されるので良さげな気がします(混ぜないと「なんか見たことあるエモい感じのやつだ…」みたいな画像が出てきたり)。
画像生成した回数はちゃんと数えてないですが50回ほどでしょうか(Midjourneyは一度に4枚出力されるので200枚ほど生成したことになります)。画像生成のために少しばかり検索した結果、全然知らないアートのジャンルやワードに行き着いたりして面白かったですね。
今回はnoteのヘッダー画像作成の事例を紹介しましたが、Midjourneyで生成した画像はいくつかの案件ですでに使用しているので今後も(会社の許可が降りれば)生成AIの活用事例を紹介できればと思っています。続く…?
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