IBDPのキホン
前回とタイトルが同じだと思いましたか?ある2文字が増えていますね。
DPという二文字が何を意味するのか、前回解説しました。
今回は、そんなIBDPの基本情報について書いていこうと思います。今回も説明で調べたら出てくることですが、なるべく分かりやすくまとめました。
IBDPとは
IBDPのカリキュラム
IBDPには主に2つのカリキュラムから分かれます。1つ目はCore科目というものです。上の写真の中心にあるのが前回説明した10の学習者像というものの次に中心に近い輪に書いてある3つの科目がCore科目と呼ばれています。もうひとつのカリキュラムは6つの科目グループというものです。各科目グループから1つずつ選択することができますが、嫌いな教科を受けないなどということはできないようになっています。
Core科目とは
先ほど、IBDPのカリキュラムには2種類あるという説明をしましたが、ここではCore科目の説明をしたいと思います。Coreという英単語から想像されるように「IBDPの核」とも言われる科目で、これらは2つ目のカリキュラムである6つの科目グループとも強く関係しています。それではCore科目の3つには何が含まれているのでしょうか。
TOK : TOKとはTheory of knowledgeの略で、日本語では知の理論と呼ばれる学習です。一般的な高校での総合的な学習(探究)の時間にあたる活動ですが、全くの異なるものです。TOKでは、知識の性質や私たちが知っていると主張しているものはどのようにして知るのかについて特に「知識」について考える授業です。
EE : EEとはExtend Essayの略で、日本語では拡張エッセイや卒業論文などと呼ばれたりします。最終的には英語では4000語(日本語では8000字)の論文を完成させなければなりません。6つの科目グループから一つ自分の好きな教科で論文を書くことができるのも特徴です。
CAS : CASとはCreativity, Activity, Serviceの3つの頭文字をとったもので、日本の課外活動に近い活動です。文字通り、創造性・活動性・奉仕の3つをバランスよく行う必要があり、それぞれ好きな活動を行うことができますが、同時に振り返りもしなければなりません。
6つの科目グループ
先ほどのCore科目は全員が同じ内容を履修する必要がありますが、この6つの科目グループは人によって選択が異なるのが特徴です。ディプロマ資格を取得するためには3つのSLと3つのHLを受講する必要があります。SLとはStandard Levelで、HLはHigher Levelのことです。SLよりもHLの方が難しいですが、SLも決して簡単なものではないです。それでは、6つの科目グループにはどのような科目があるのでしょうか。
6つの科目グループと科目例、その特徴をまとめました。科目例で赤字の教科は実際に自分が受講している教科です。それぞれの教科の解説はいづれ解説します。
今回は、IBDPについて話しました。次の投稿はIBDP生に向いている人、得ることのできるスキルなどを解説していきたいと思います。それではまた次の投稿でお会いしましょう!