Group5 : 概要
Yuyaです。最近暑いですねー、いよいよ私たちも夏休みに入りました。とは言っても、宿題はいつもより多く例年通り祭りなどは行けない少し悲しい夏休みになる予感です。前回、Group4の化学が終わったので、今回はGroup5に移りたいと思います。それでは、早速参りましょう!
Group5とは
Group5とは、IBDPではMathematicsと呼ばれます。日本語で言うと「数学」で苦手意識や嫌いと思っている人も多い科目なのではないでしょうか。しかし、他の科目グループとは異なり、Group5の科目の選択肢は2つしかありません。それが、Math AAと呼ばれるものと、Math AIと呼ばれるものです。この2つの違いについては、また後で詳しく解説します。そして私は、Group5ではMath AAのSLを英語で受講しています。
上の文章は、DPの数学のシラバスからの抜粋です。結構Group4と似たような部分は多いですが、理系科目では主に習ったことをどう活かせるのかについて重視しているみたいです。「数学は、私たちが住む世界の性質を記述、調査、伝達するための独自の言語を提供するだけでなく、その確実性において際立った知識と真実の体系を絶えず構築しています。」と書かれているように、知識や公式を使用して何かを考えていこうと言うのが目的なのです。
AAとAIの違い
先ほど、数学には2種類しかないと話したと思います。その一つが私が受講しているMath AAです。このAAというのは、Mathematics Applications and Interpretationの略で、日本で習う数学に近い数学です。応用と解釈とも言われるこのコースでは、微積分を重点的に学びます。一方で、AIというのは、Mathematics Analysis and Approachesの略で、自然科学の道で法則を見つけたりモデリングを行うような作業を行います。解析とアプローチと呼ばれるこのコースでは、計算力はあまり求められませんが、統計学と確率などを網羅する必要があります。そして、少し余談ですが数学AIのSLは馬鹿にされることが多く、他の数学AAのHLやSL、AIのHLと比べても断然簡単と言われています。
Mind map
Mathには、シラバスの他にMind mapというものがあります。Math AA,AIのSLとHL共に単元で出てくる公式がたくさん載っているものです。このMind mapは、自分がその単元や章を振り返る際に、自分がその公式を覚えているか、使い方を知っているのかということを確認するツールになります。
このMind mapは、主に5つに分かれていて「数と代数」「関数」「幾何学と三角法」「統計と確率」「微積分」があります。それらの一つ一つにもMind mapがあり、それぞれを分けて振り返ることも可能になるのでとても便利なツールです。
Math AAの評価
◎ 外部評価
【SL】
・Paper 1 - 電卓を使わずに解く問題(1時間30分)[40%]
シラバスに基づいた、短答式と筆記式の問題を解く
・Paper 2 - 電卓を使って解く問題(1時間30分)[40%]
シラバスに基づいた、短答式と筆記式の問題を解く
【HL】
・Paper 1 - 電卓を使わずに解く問題(2時間)[30%]
シラバスに基づいた、短答式と筆記式の問題を解く
・Paper 2 - 電卓を使って解く問題(2時間)[30%]
シラバスに基づいた、短答式と筆記式の問題を解く
・Paper 3 - 電卓を使って解く問題(1時間)[20%]
選択項目に関するシラバスの内容に基づいた論述式の必答問題を解く
◎ 内部評価
【SL】
・数学探究(10時間)[20%]
自ら設定した研究内容に対して、6-12枚のレポート形式でまとめる
【HL】
・数学探究(10時間)[20%]
自ら設定した研究内容に対して、6-12枚のレポート形式でまとめる
IBの数学は、とにかく数をこなすことが大切になります。長い試験時間に対して、
配点もそれ何あるので気が抜けません。また、SLもHLも共通しているのがPaper 1は関数電卓を使用できない問題、Paper 2が関数電卓を使用してもいい問題となっています。なので、練習でも電卓使用可や不可などのマークが書いています。
どうでしたでしょうか、Group5は理解がまだしやすかったと思います。化学に続いて数学もSLですが、英語なのでやはり難易度は高いです。それでは内容編でお会いしましょう!