【解説】広島叡智学園中学校の理数科って、どんな問題?①概観編(2021年_適性検査A)
こんにちは!公立中高一貫対策のiBASEです。
先日、「広島叡智学園中学校」の2020年度の適性検査B(文系分野・作文)について記事を書かせていただきましたが、非常に反響がよかったので、待望の理数分野について、今回は解説・分析を行います。
全国的にも注目度の高い「広島叡智学園中学校」の適性検査A(理数分野)は算数と理科が明確に分かれていないのが大きな特徴であり、面白いところですね。
今年で3回目となる出題内容を概観していきましょう。
詳しい分析は後日の記事で紹介しますね。
2021年適性検査の概要
2021年も前年同様広島叡智学園の適性検査は、2段階の選抜が実施されます。第一次選抜の「適性検査A」においては理系分野、「適性検査B」においては文系分野の資質・能力が試される問題が出題されます。
今回取り上げる「適性検査A」は2021年も大問2題の構成となっています。広島叡智の適性検査Aでは「算数と理科が明確に分かれていない」点が非常に特徴的ですね。それぞれの出題内容について、みていきましょう!
検査A_大問1の出題
エプロン等を作るために布をどのように購入するかを問われている問題でした。ここでも問われているのは「条件を読み取ること」「仮説をもとに計算すること」「自分の答えを説明すること」が求められています。
特に大問1だけでも3ページも問題があり、条件を読み取るだけでも資料6つから読みよる必要があるので、慣れていない受験生は非常に混乱したのではないかと思われます。
計算自体は特別な公式を知っておかないと解けないといった複雑なものではなく、基礎的な計算力があれば十分でしょう。他校も含めて長文問題にしっかりと慣れておく必要と言えます。
検査A_大問2の出題
2021年は2019年度の大問1や2020年度の大問1に似たような計画を作る問題でした。日頃の生活の中でどうやったら効率よくできるだろうと考えているのかどうかを問われているような問題です。
上記のように資料が複数出てくることがわかりますし、資料以外にも文章で条件が記載されているのがわかりますね。大問1と同様に「条件を読み取ること」「仮説をもとに計算すること」「自分の答えを説明すること」が求められています。
対策としては大問1と同様にまずは型にはまっていない長文問題に慣れることが必要と言えます。
詳しい分析と対策方法
今回の記事では、広島叡智学園の2021年に出題された「適性検査A」の問題内容を概観しました。引き続きそれぞれの大問についての分析と解説、また対策方法については次の投稿をご覧ください。