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【iBASEオリジナル問題:算数#2】2020年「神戸大入試」類題
こんにちは。iBASEの雨宮です。
(そういえば自己紹介をしていなかったので、いずれnoteにて記事にしますね!)
(科学コミュニケーターとして働いています。「ねんせい」とパソコンに入力して変換すると、「年生」よりも先に「粘性」という文字が出てくるぐらい科学好きです。)
皆さん大変です!
いつも通り大学入試問題を調べていたら、【神戸大学の入試問題なのに、解き方によっては小学6年生】でも完答できる問題を発見しました!
さすがにちょっと難しいですが、チャレンジしてみましょう。
* * *
科目:算数分野
難易度:★★★★☆
目標時間:15分
問題(算数#2)
(1)9個のボールを赤と白の2つの箱に分け入れます。どちらの箱にも最低1個以上ボールを入れるとき、その入れ方は何通りありますか。
(2)9個のボールを赤と白と青の3つの箱に分け入れます。どの箱にも最低1個以上ボールを入れるとき、その入れ方は何通りありますか。
(3)9個のボールを3グループに分けます。どのグループにも最低1個以上ボールを分けるとき、その分け方は何通りありますか。ただし、例えば「1個・1個・7個」と「1個・7個・1個」は、同じ分け方として数えます。
(4)30個のボールを赤と白の2つの箱に分け入れます。どちらの箱にも最低1個以上ボールを入れるとき、その入れ方は何通りありますか。
(5)30個のボールを赤と白と青の3つの箱に分け入れます。どの箱にも最低1個以上ボールを入れるとき、その入れ方は何通りありますか。
(6)30個のボールを3グループに分けます。どのグループにも最低1個以上ボールを分けるとき、その分け方は何通りありますか。ただし、例えば「1個・1個・28個」と「1個・28個・1個」は、同じ分け方として数えます。
出題意図
下の記事でも書いた通り、適性検査の傾向分析をするなら、大学入試(特に難関大)を見ることが有効です。
今回の問題は、2020年2月に行われた京都大学入学試験の文化系大問3・理科系大問3の類題です。(問題や解答例は各予備校のHPで公開されています。)iBASEオリジナル問題 算数#1に続き、「場合の数」からの出題ですね。
(4)〜(6)は、神戸大学の入試問題をほとんどそのまま(文章を小学生用に言いかえただけ)出題しています。いきなり30個を聞くのは難しいので、(1)〜(3)で、問われているポイントは全く同じにして、ボールの数を減らした(9個と言うのがミソです)バージョンを出題しました。
(1)〜(3)を上手に解くことができたら、同じ考え方で(4)〜(6)、つまり大学受験と同じ問題を解くことができます。