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大分別府 フェリー船旅 弾丸ひとり旅

フェリー サンフラワー


いきなり大分

突然 船に乗りたくなって 弾丸の旅
懐かしのフェリー サンフラワー

急すぎて予備知識0
どうせ一晩暇やし 航海中に調べよと思ってたら
船のWiFiはぶちぶち切れるしあげくにデータ通信もできなくなるし 

まったくの情報なしのノープラン

船はええなあ。甲板走り回り。
特に船が岸壁から離れる瞬間の泡あわと接岸する時 サブイボ出る。

夜の海は 稲光りだらけ
明石大橋 そのほか巨大な橋の下を見上げながら

生ビール大が350円キャンペーン中
ビュッフェもマグロ刺身食べ放題とかある

昔は大部屋で雑魚寝で 場所取りの地味な戦いが一晩続いたけど
今回はかすかにリッチにカプセル 

着いたら どうしよ どこいこ

早朝着でその日の夜に帰りの便が出るので現地滞在12時間弱
まさに弾丸

胸が高鳴る

いくらでも走れる
できる限り甲板にいたい
っていう人が他にも数名 ベンチのライバル
十分すぎる
スリッパ穴最高!
快適
タオルまでもらえる

とりあえず 別府


フェリーのチケットが別府フリーバスチケット付きだったのでとりあえず大分駅へ。下船から10分後にバスが出発するのが理不尽だけど。

広々明るい駅

大分駅
初対面のご婦人がベンチの荷物をザーッと寄せて、私に手招きしながらハイハイここ座りなさいって。
みんなお節介なくらい親切 
九州の電車はどれもデザインがやたらカッコいい。またはかわいい。
そのご婦人によると 有名な人が全部デザインしているんだって。

トイレも生花がもりもり


別府といえばお決まりの なんとか地獄色々巡り

青池地獄?

修学旅行で行った時よりかなり感動してる自分
長く生きてきて 地底からボコボコ湧き出し続けていることにゾクっとする
地球すごい

トロピカルな血の池地獄

いつもなら見ないであろうワニ園も行ってみた
飼育員さんのワニへの愛が説明文に溢れている
展示説明はいつもは読まないんだけど
ここだけはニタっとしながら全部読んだ 
 〇〇ちゃん お手の練習中
 〇〇ちゃん 少食で心配
 〇〇ちゃん 吐くまで食べる
と、説明が保育園の先生目線
飼育員さんが他の飼育員さんたちに アキちゃんが アキちゃんが どうのこうのって話していた。ワニのことだった。

大正生まれのイチローくん
オレンジかばん27×15cm
他にも大食の子とかやんちゃとか

溝から湯気

温泉だらけ
道の側溝からも湯気がゴボッゴボッと湧いている

明晩温泉

フェリー早朝過ぎたので大きい温泉がまだ空いていない
地獄プリンが有名だけど
私はプリンのカラメルが大好きでプリン本体が苦手
なので諦めたが、後で地元の人と話した時に
ここのプリンは本当に美味しいので食べるべきと言われた。

鉄輪温泉


山の上の方の地元の人の温泉
町内ごとに温泉場があって 泉質もちがう

各お湯ごとにお地蔵さんがお祀りしてあって
入湯料を御賽銭箱へ入れる

お湯入らせていただきます

一つ目の お湯が アタリ(好み)
薄青緑色でほぼ透明 お花のような、でも甘すぎない爽やかな香り
こってりしてないのに トゥルントゥルン

今までで一番好きなお湯

タオルについた温泉の匂いを帰りのフェリーまでクンクンしてた

先に入っていた地元の方の話だと
日によって熱さ 色 湯量が 変わるらしい
今日は少なめのぬるめの黒いめらしい

私には 熱い

脱衣所と風呂場が一体型なので、
帰り支度して服を着たおばさんと(椅子に座っている) 
こちらは裸で、熱いのでお湯から出たり入ったりしながら 
しかも湯船の縁は腰掛けないのがこちらのマナーなので
上がってる時は裸で立ったままの状態でおしゃべりする
裸同士ならありえるんだけど まっ裸直立vs着衣で座り だと違和感しかない
そんな状況でらっきょのつけ方から 温泉場のスイッチの操作までレクチャー受ける
そしておもむろにバイクのヘルメットをかぶらはった
ヘルメットまで被った人と裸でおしゃべりするのは最初で最後だろうな

やっと温泉独り占め  ヤッター

で、 その後 温泉に入ってきた人が

どちらから? 関西です  私もです
関西のどちら? 滋賀 私もです
滋賀のどちら? 大津 私もです

ってことで 九州の地の果て(ではない)で
けっこう近くの人と小さな温泉に一緒に浸かるとは

湯治に来たはるらしく おすすめの温泉を聞く

温泉保養所の 泥湯の 外にある露天風呂の一番遠くにある

「自律神経→」の看板に従って 入り口にオレンジ色の大きなバスタオルのかかっている お湯の泥が いいらしい

で、バスの本数が少ないので、山をテクテク下ってその温泉へ。
湯上がりに山の風が涼しく はるか遠くに海が光っていて極楽

レトロな温泉保養所
温泉掘削現場みたいな雰囲気の中の泥湯

内湯からちょっと遠くの露天風呂へは
バスタオルで行くんだけど

本当に 普通に外 って感じで ユンボとか見えるし。

バスタオル持ってないし、手拭いとタオルでバスタオル風を装って
ダッシュ

お湯に入る所だけ男女別に仕切られていて混浴だけど 
入ってしまえば濃い泥で見えないので大丈夫 

と言っても 誰もいない 
広大な温泉 独り占めー
青空 新緑  開放感
お風呂というより地面を掘っただけみたいなワイルド感
温度 適温 
目の手術をしたばかりだったので顔に泥がつかないように気をつけながら。
顔の下の部分も少しつけてみた。
後で 顔には塗るなという注意書きを見つけて バレないように水で流したつもりが 鼻の穴に残っていた
眼などに入ったら危ないから絶対やらないように

その他は全身クレイパック
底ドロドロ足が抜けないくらいの泥沼

良い泥でした。


今回 紙のガイドマップしか見ない しばりにしたので
歩いて 昼ごはん屋さん探し。

そして タコス屋さん見つけた。

もと整骨院をほぼDIYだって。

素敵なデザイン
窓枠が昔の面影

整骨院の名残はどれでしょーか とクイズを出されながらタコス。を食べていると 子供が2人ランドセル背負って入ってきたそして店の中を通過して出て行った。通学路になってしまっているらしい。
タコス屋さんのお兄さんのお兄さんは別府中の食べ物屋さん全制覇しているらしく、情報を山盛りいただく。が、私は固有名詞が覚えられない。メモするのもみっともないかなあと、とりあえず 今から行けそうな近くの一軒だけ記憶する。けどそれ知ってたら タコス 一個にしといたのに。

あの冷蔵庫欲しい

そういう訳で、タコス屋さんから お寿司屋さんへ。

朝10時開店と同時に地元の人が行列するので 入れないハズと言われたけど、そこは一人旅の強みでカウンターに座れた。

回転ずしとは名ばかりで、ネタがデッカイ、職人さんがガチ系。 

別府湾や近海ものが多く、関鯖 関アジ 城下カレイなんかもある。

でもなぜか 値段は回転ずし。 とても美味しいんだけど

  (実はね ワタシは新鮮すぎる大ぶりのネタがちょっと苦手)

で、一席空けた隣に、かっこいいおねえさんが けっこうな勢いでばくばく食べたはる。その食べっぷりをチラチラ横目で見ていると、ネタが自分とかぶっている。

私と同じネタを注文したはるのが何回かあったから、これは道をきいても怒られないのでは と思い 紙のMapをざっと広げ 現在地と駅へのバス停をの場所をきいた。

そしたら もし良かったら車で案内しますよ〜 と言ってくださり 

そこから 車で 地元の人ならではの おすすめのあちこちに連れて行ってもらった。美人さんなのにオットコマエのお姉さん。全くの初対面なのに フェリーの時間ギリギリまでしゃべり倒した。そしてぴったりな時間に港に横付けしてくれた。神か。

なぜか 旅の最後に かっこよくておもしろさ爆発の優しいおねえさん(だいぶ歳下)に出会えることが多い。
カボスジャムの美味しいメーカーとか 各温泉の細かい情報とか 食べ物屋さんとか 今回は助手席でがっつりメモした。
また来なければ。。。

ネット情報、googleなしでの旅だったけど人の数珠つなぎで
濃い12時間の旅になりました。

私のベンチ
タンカーはもちろんかっこいいけど 
横のちっこいはしけ?がオレンジ可愛いい
好きなものいっぱい

おまけ

前後しますが。往きのこと

出航前 神戸で時間がすごく余ったので
旧居留地の古いビル街をウロウロ

こういうのゾクっと好き


古いビル 良いな

ランチに入ったお店で 
テラスの隣のテーブルにオーナーらしきご婦人とスタッフさん。
スタッフさんへの指示の出し方が柔らかいのにピシッと素敵。
私に「いいですわねえ。どーぞごゆっくり。」という言葉を残してさーと。

それでも時間が。。。で、散髪することに。まったくの飛び込みなので 店長クラスしか空いてません ということで ちょっとお高かったけど 髪を切って(変になった)、時間が迫ってきたので JR三宮駅へダッシュ。ホームで待っていると「ウィーンウィーン(警報音)火事です。火事です。」のアナウンンスが繰り返される。ああ、これで船に乗り遅れる ガーン。 
火事です とだけ言われても どこで どのくらい どっちに逃げれば のアナウンスがなくそのまま立ってるしかない。駅構内に入ればややこしそうなので、とりあえずオープンなホームにいて いざとなればホームから逃げようと見渡していると、電車が入ってきた。とりあえず乗った。その後何だったかはわからない。 無事船には乗れた。 

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