“普通”に潜む偏見 どう減らす コーヒー店営む夫婦の発信から
「男女平等」が叫ばれてから、どれくらいの時が経っただろう。2022年2月、ある夫婦がメディアに対し、一枚の依頼文を発表した。ジェンダーギャップ解消のための文書だ。 二人は何を思い、行動したのか。彼らの経験を通して、身近なところに潜むジェンダーバイアスを見つめる。
店を掲載する際は「妻→夫」の順で名前を紹介してください―――。
メディアにこんな依頼をするのは、京都・大山崎にあるコーヒー焙煎(ばいせん)所「大山崎COFFEE ROASTERS」を営む中村まゆみさん・佳太(けいた