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今年の同人活動を振り返る

 わぁい!!人の思考回路を覗くの大好き!とフォロワーさんの作ったものnoteの数々を見ていたら、「え、これ今年?」が*5くらいあったので、アカン……え? これ今年? マジ? ええ……信じられん……の気持ちを、いやマジで今年やぞ、としばきたいと思います。

 とはいえ、何だかんだ言いつつ私は今年はSSFにしか出てない同人赤ちゃんなので、大した量は多分ないよ、多分ね!
 あ、あと同人の名義は「俵田圭一」です、おめーいねーじゃねーかってならんで、ならんで。私だよ。


6月:SSF07

個人誌

夏峰合同 『比翼琴瑟』

 「羽でも生えてた?」シャニマス流行語大賞入賞おめでとうございます!!!
 人生初合同主催でした。

 ……え!?そんな馬鹿デカ出来事なのに、え、これ今年!??!? になってたってマジ!?!?!? はい……マジです……。
 言い訳をしますと、我儘は2023年夏ですし、企画の立ち上げが2023年で年越してる上に、自分の作品ほぼ書き上げてから参加者を集めたので、書いたのは2023年なんです……という、はいすいません今年の発刊です。
 エグい装丁をやったので、めっちゃ在庫がありますので、今後のイベントにも持っていきますし、委託もしています。

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2448924

 ぜひよろしくお願いします。
 参加者の皆様の作品はもちろんのこと、表紙をお願いしたこともロゴをお願いしたことも、そしてなんかええっと、やれることは全部、やったよ……(急な甜花)という感じで、滅茶苦茶いい作品になっています。ほんま是非。

合同内自作『支えるなにか』
 全てのきっかけがリアルライブであることをベースに、関係各所への感謝を物語に落とし込みたいな、という発想でした。ある意味で演者さんの関係性をも透かすあんまり行儀のよくない仕草ではあるのですが(主催なのに)、その自覚を持った上でも、きっとキャラクタとしての彼女たち二人でも、ダブル主演というのは関係性を一歩進めるきっかけになるだろう、という確信をもって書いていた気がします。実のところ結構自分の中で、書ききったな・燃え尽きたな、くらいに頑張って書いてました。
 中の人があれ以降めちゃくちゃイチャイチャしてくれているので謎の供給がたまに来るカプ、夏峰。

 なお以下から寄稿の枠になるんですが、自分が合同の主催として編集だの調整をやらないといけんから……、とほとんどの寄稿を滅茶苦茶巻きで進めた結果、12~2月以内の提出になっているので、え?これ今年?に全部なっている。

寄稿

①まみみつ合同 『ハロー、ウィスタリア!』
 まみみつ大好きなのですが、実はいまだにまみ×みつなのか、みつ×まみなのか、考えても考えても決められていないので、まみみつ作家の大先生方には多分殴られます。
 そんな中で恐れ多くも飛び込ませていただいたのは……だって挿絵描いて頂けるって話だったんだもん!!!!私は少なくとも自作が絵になること、滅茶苦茶……滅茶苦茶に、感謝なので…………。めっちゃ可愛いです、嬉しい本当に。
 あと内容じゃなく申し訳なかったのが、twiplaに参加押して数秒後に「参加者です! 書き終えましたよろしくお願いします!」をやったことです。「え?」って言われた、そりゃそう。

『クラッシュプラン・クラッシュオンユー』
 作品としては、まみみつってお互いがちょっと相手を試すというか、察されることを前提にしてさらに裏をかきに行くとか、どことなく同類の親近感があることが魅力の一つだと思っていて、二人とも……ネコチャンだねぇ! と思っているのがあったので、裏テーマが猫、そして表面上がイタズラ、さらには聖蹟っぽさ、も出せたらなぁなんて思ったりしていました。

②ノクチル反省会合同 『いちもうだじん』
 これ今だからできる懺悔なんですが、書いた当時……その透LPを……実は読んでなくて(今はもう読みました)、チョコレー党所持してるし行けるやろ、の気持ちで若干のなんとまぁ公式とネタ被り(?)モチーフ被り(?)をしたんですよね。反省点です。
 主催のぐら幽さんに編集の犬飼さんの優しさとノリの良さに、心から多大なる信頼と甘えがあったので、あとがきで滅茶苦茶に暴れています(※あれは模写です)、反省点です。

『顛末書』『または私は如何にして心配するのを止めて彼女を愛するようになったか』
 真面目に語ると、書かされたのではなく浅倉透が自分から反省文を書くとすれば、が大本でした。泰然として理解を拒むようにも一見見えてしまう浅倉透の、彼女の持っている”仲間意識” それは実はとても広いんだよな、という気持ちを込めていたりします。伝わっていれば嬉しいですが、伝わっていなければ技術不足です、反省!

③はるきふわふわ合同 『𝐅𝐥𝐮𝐟𝐟𝐲 𝐅𝐥𝐮𝐟𝐟𝐲 𝐂𝐨𝐦𝐞𝐭』
 軽い気持ちで参加したらとんでもねぇマンモス合同になってた……
 編集というか、制作手伝い側としてもほんの小さな部分ですがチマチマ手伝わせてもらっています。個人的には冊子名「Prism Spectrum」「Collarless Film」「Makers Note」を採用頂いたのも結構嬉しかったり。スペースでも語らせて頂いたりしたんですが、カラー冊子「Prism Spectrum」はカラーであるということと角度で様々に色を変える多様性を、モノクロ冊子「Collarless Film」は小説と漫画が中心になる冊子としての動きがある物語という部分を、あとがき&企画冊子「Makers Note」はその内容もありますが冊子のノートと音もノートをかけて、作家たちの声、というのを裏に隠していました。なお、別にこの情報は開示してませんでしたが、表紙担当の皆様がめっちゃ綺麗に意図を拾ってくれてます。大感謝。

『イフ・アイ・チャイナマフィア・ウイングス ~ふわふわ平和編~』
 自作ですが……実は12月以内に提出してたりします。企画の立ち上げがwing前というとんでも合同でもあったので、一番怖かったのは続々と出てくるだろう新情報との追いかけっこでした。なので私は逃げの一手としてのパラレルワールドを選んでます。お察しの通りイメージソースはゾゾタウンコラボのチャイナ&刀メイド。ガチの暴力を書こうか迷ったのですが、いや……人様の合同に暴力はあかんかも……と暴力を回避しました。ふわふわ平和編です。ガオシャンというオリジナル(?)登場人物がいるのですが、そこに仕込んだネタに気づかれた方を観測してつい拍手しました。ありがとうございます。

④283越境合同 『palette』
 主催の犬飼さんに一本多く書かせたのは私です。ごめん。でもめっちゃ最高でした。
 カプというか、組み合わせ交換という企画が面白くて、滅茶苦茶ウッキウキで書いてました。組み合わせ一覧を眺めながら、自分だったらどう書くかな~なんて考えるのも楽しく、そんな中で、あ~自分の選んだ組み合わせのキャラ、唯一だったから選んでよかったな~なんて考えてたら、ほぼ全員出てる? ……あと七人で全キャラ出演じゃん。みんないたら嬉しいよなぁ……(間)……犬飼さーーーん!!!ごめん!!書いたわ!!!(カチコミ)
 参加者の一人ではあるんですが、各作家さんの作品が本当にカラフルでびっくり箱のような素晴らしい本だなぁと思っています。

『ひらく、ひらり』
 まどきり、霧子のこと滅茶苦茶好きなのですがちゃんと霧子になってくれてるかな、と心配になってしまうキャラでもあって結構緊張して書いていました。この二人は確実に「静か」だよな、というので会話に限らないコミュニケーションをどうにかして書けないかなぁという気持ちもありましたね。あとまぁシンプルに目隠しってえっちじゃね?という欲望です。(欲望です)

『チアフルイエロー・チアフルエール』
 じゅりめぐ、これめっちゃ樹里ちゃん好きのオタクからお褒め頂けた記憶があります、自分の中では自作のどの作品も大好きなのですが、人に良かったよと言われると安心がかなりある。黄色という色に込められた彼女たちの在り方というか、彼女たちのユニットも彼女達個人も、こうありたい、という姿に近いものがあるよね、という発想から。

『君をみつける感嘆符、もしくは諸国郷土の集まれり』
 無茶ぶり作品、本当に無茶ぶりだったんですが、犬飼さんの技術力がまじで凄かった。本当にやらかして結果的に良かったと思っています。
 自作の話をすると、変なタイトルにも理由があり、各ブロックが「誰かから誰かに呼びかける/呼び止める」言葉から始まっています。越境というテーマにおいて、事務所や様々な場所で偶然会う、というのが越境の始まりだよな、と思ったからというのが実はありました。

11月:SSF08

個人誌

『Fiat lux.』
 人生初合同を終えて、在庫も潤沢だし、燃え尽きるくらい頑張ったし、新刊は出しても出さなくてもいいかな~そもそもイベント出るか? うーん……
 →LIVE FUNのTwinkle Way事件
 →イルミネの綺麗な話書かせてください…………(号泣しながらその日の夜に申し込み)

 後にも先にもプロットが「イルミネの綺麗な話書きたい……」だけの手癖で走り出して、七転八倒しながらなんとか出した、という感じです。
 いや結構時間あったんじゃん? と思われそうなんですが、あの、金とかなくて、あと絵とか、書けなくて……、表紙をお願いをするにあたって最低でも早割〆切のさらに一か月か一月半以上前にお願いしなければいかん、というのが常でして、つまり〆切の二か月半前が個人にとっての実質〆切なんですねぇ~(推敲はできますが)。
 あまりにも勢いでドカ書きしたので、半泣きで推敲を進めながら、助けてください!!と査読推敲を頼んだ本でもあります。ありがとうチェストさん。さらには絵もなかゆびさんにお願いしまして、まじでめっちゃいい絵です。
 作品が(今回も)キャストのパフォーマンスを受けて生まれたものだったので、いつもライブ後に非常にキャストへの愛を感じる絵を上げてらっしゃるよな、と思っていたので、お願いが出来て本当に良かったなぁと思っています。まじで、滅茶苦茶、絵がいい。作品に込めた祈りのようなものを非常に丁寧に拾って頂けて、書きながら思い出し泣きをしています。感謝……。

寄稿

①アンティーカ死別合同 『Metempsicò di L'antica』
 実は死別ってそんなに書くの得意じゃなくて(急なカミングアウト)。誤解を招く、いや嫌いだとか読みたくないとかじゃなくてね!やっぱり愛してしまっているので彼女達に苦難を与えることに罪悪感が出ちゃうんですよね。とはいえ別に苦難を与えるのが主軸ではなく、生死というのは人間ならば必ずぶつかる概念でもありというテーマ性があるので、好む人がいるのも分かるんです。

『イーハトーヴォ』
 まぁなので自作としては少し「逃げ」が入ってしまったのは、事実です。死というのが新たな旅路であればいい、という……タイトルからして察せられていると思いますが、テーマは「銀河鉄道の夜」でもあります。命の話ですからね。冒頭の視点の人物が誰なのか、は、あえて濁しています。大体二~三択になるかな~とは思いますが、さて、誰でしょうね。
 なお、蓋を開けば結果的に全員+αを殺したのは私くらいでした、前段みたいなこと言っといて一番殺意高かった。

②P凛合同 『光』
 この私にPLOVEを書けとな!? ……というのはジョークで、主に百合が大好きなので百合作品ばかり書いていますが、個人としてはPLOVEものも読めますし書けます。お誘い頂いた勇気と普段の感謝を込めて参加させて頂きました。

 振り返ると無茶ぶりばかりしていますが、五勺升さんに「絵が見たい! 挿絵描いて描いて描いて描いておねが~~~~い!!」と急に引きずり込み挿絵を描いて頂きました。ごめん。でもめっちゃかわいいかった。

『三十一文字恋慕』
 自作としては、PLOVEものってやっぱプロデューサー側の意識だよね、という気持ちがあったので、無自覚に抱いている恋心に火をつけさせたいなぁと思っての話でした。ただ、じゃあなにか大きな出来事を起こすのではなく、凛世が長い時間をかけて積み重ねてきた恋慕の気持ちがあるからこそ、ふとした瞬間にそれがプロデューサー側に延焼しねぇかな、というのがテーマ。裏のテーマは実は「赤」でした。

反社マフィア合同 『閃耀黑帮』
 自分が作った作品のことは解釈一致なので基本的に好きなのですが、この合同での寄稿文は「うんやっぱり好きだな」と思う気持ちと同時に「もっとやれたかも」という反省の気持ちもあったりします。
 いやこう、軽い気持ちで参加したらですね、参加メンバーが豪華も豪華で……(他の合同もそうなんですけどもね!)胸を借りる気持ちで書いたのが良くなかったかもしれない、完成品を頂いて(今も)少しづつ読み進めてるんですが、どの作品でも猛烈に吹きすさぶ暴力の嵐が素晴らしく、やっぱ皆さん滅茶苦茶凄いな!と思うと同時に、やはり全員殺すくらいの戦う気持ちで作品は作ったほうがいいな……!と思いました。同人は殺意です。まじで…… ※個人差があります※

『Day of the week silver』
 とはいえ、気に入っていない訳ではなくてですね、三人一チームの裏稼業、じゃあ、リーダー・ハイレベルな実働部隊・情報屋、かな~となった際、通常なら実行者がめぐる・情報屋が灯織になりそうだけど……と、あえて一部ズラしを仕込んだのですが、それがかなり味が出たかなと個人的には思っています。パラレルワールドものを書くときは、全然違う人物のようにも見えて、でもやっぱり根底は元ネタの彼女たちだ……となって、なってるかな、なってて欲しいな……。

おわりに

 2024年同人活動の振り返りは以上です、いや~~~え~~~??? これらが今年なんすか……なんか二年分くらいの感覚なんですが……。
 ここで改めてなんですが、本当各合同主催の皆様には大変にお世話になりました。本当に心からありがとうございます。

 オリジナル(一次創作)で、noteでちょこちょこ書いてるものもありますが、それらは来年単独で振り返ろうかな~、と思っています。二次創作と一次創作って同じ筋肉なんですがなんか考えていることちょっとだけ違う感覚があるので。ちなみにnoteと創作もどちらも同じ文章なんですが、なんかちょっと多分違う。

 流行に乗った、というのもあるんですが、なにより合同を主催として出させてもらったっていうのが大きくて、いや振り返らないと嘘だろ、というのがあった。今のところ合同を主催する予定はないんですが(金銭面で……)でも楽しかったなぁやりたいなぁという気持ちはあるので、俺がやらねば誰がやるんだーーー!!になったら急に立ち上がると思います。その際はぜひ参加してください。
 あとぜひなんかこう、文字書きなんですがもしも人手が必要ならぜひ参加させてください、割となんでも書きます。(最近SNSはBlueskyなので、情報を非常に見落としています……)

 振り返れば11.5作ですかね、もうちょっと増やせば一月一作だったな、惜しいことをした。また来年も、うっ出し、出せたらいいな……出したいです…………。

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