【お知らせ】SDGs×日本のまち vol.4 「宝来館女将と考える釜石の未来予想図」開催します
i&i Impact Editorial Board
28 October, 2021
「SDGs×日本のまち」シリーズ第4弾は岩手県釜石市から!
SDGs×日本のまちは、「楽しく、まちを元気に」という人々の想いと、「多様な人をつなぐ、居心地よいコミュニティづくり」の知恵を伝えるトークイベントです。
第4弾となる今回は、岩手県釜石市から。
ゲストに釜石市の旅館宝来館の女将である岩崎昭子さんをお迎えします。
東日本大震災から10年が経過し、岩崎さんは、今後の10年で昔から描いてきた「未来予想図」を実現したいと考えています。
その未来予想図は単なる復興ではなく、東北や日本全体としてみんなが目指すべき一つの未来像を体現するもの。
SDGsの「行動の10年」にも重なる今後の10年のまちづくりについて、岩崎さんの「未来予想図」を実現するためのアイデアやアクションを語り合います。
→→→お申し込みはこちらから
https://sdgs-nihon-no-machi4.peatix.com
▼日時
10月29日(金)20:00~21:00
参加費:無料
▼岩崎さんの「未来予想図」
「未来予想図」は、宝来館周辺のエリア地図になっており、すでにある施設に加えて、今後岩崎さんが「未来の姿」として手がけたい施設やアクティビティが記載されています。(※参加申込者には、未来予想図のスケッチをお送りします。)
大きなテーマは「まちを元気にするエコツーリズム」。
釜石の豊かな海・陸の自然や歴史、さらにはそこに住む人々の魅力が伝わるまちづくりがそこに描かれています。
今回のイベントでは、特に、地産地消での新たな名物食品の考案、果樹園・農園の創設、電気自動車と馬のみが走行できる未来のモビリティ区画の整備、地域内外の人々の活動拠点となる施設(「女将カフェ」など)の創設、外からの来訪者(外国人含む)を惹きつけるエコツーリズムプラン(持続可能な「食」、「生物多様性」、「海洋資源多様性」、「防災」等)について、岩崎さんと参加者とで実現可能性のあるアイデアを出し合ます。
▼スケジュール
20:00-20:03 趣旨説明
20:03-20:18 宝来館女将 岩崎昭子さん
「復興の10年と、これから10年で実現したい未来予想図」
20:18-20:30 「未来予想図」の実現に向けたアイデアについて参加者からの知恵出し
20:30-20:55 今後の具体的なアクションに向けた女将さんと参加者との意見交換
20:55-21:00 クロージング
▼ゲストスピーカー
岩崎昭子さん
宝来館 女将
50年前に両親である先代が開業した旅館「宝来館」(岩手県釜石市鵜住居町根浜海岸)を20代半ばで継ぐ。
<平成以降のおもな足跡>
■平成7年 宝来館改修工事
当時木造2階建てであった宝来館を、鉄骨4階建てへと改修。
津波等の有事の際、地域住民が逃げられるように津波避難ビルの指定を受ける。
■平成20年 「グリーンツーリズム大賞」受賞 毎日新聞社主催
釜石市鵜住居川、大槌湾流域の美しい海、山、川といった地域資源を伝えるグリーンツーリズム活動を実施してきた功績が認められ「グリーンツーリズム大賞」受賞となる。
■平成23年 東日本大震災
津波により2階部分まで浸水し壊滅的な被害を受けるが、鉄骨造りであったため、建物自体の被害は最小限に収まった。震災当日から根浜地区集落の避難所として運営。
■平成23年11月 宝来館 仮オープン
避難所としての役目を終え、旅館としての再出発を果たす。
宝来館裏山に車椅子でも逃げられる避難道「絆の道」を、地元の森林組合、ボランティアとともに整備を開始する。(平成26年11月完成)
震災復興と同時に、地域に住む子供たちの心の復興を目指す為の活動を行う。
【芸術・文化による復興】
震災前から三陸沿岸の子供達は芸術、文化活動に触れる機会が少なかったので、世界的な指揮者である佐渡裕氏など、各界の著名人たちと沿岸の子供達との交流の機会を設ける。
【スポーツによる復興】
2019年RWC(ラグビーワールドカップ)釜石誘致活動に尽力。
■平成27年4月 宝来館 全館リニューアルオープン
■平成27年5月 日本建築学会文化賞受賞
受賞理由として、「文化・芸術・スポーツを通しての震災復興と地域空間創造への貢献」の功績が認められ今回の受賞となる。
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