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シンガポール旅行記🇸🇬「さぁ、旅に出かけよう!」

今回は、『RunMagazine vol.3』から巻頭企画「さあ、旅に出かけよう!」の内容をお届けします。

企画の経緯

まず、今回の『RunMagazine vol.3』のテーマは「タイムトラベル」となっており、表紙から読むと大学4年生視点から裏表紙視点から読むと高校生視点から楽しめる構成となっています。
そんな中で、大学4年生といえば就職活動も終わり、卒業旅行といったところでしょうか。

実際、私は今年の9月に同じサークルのえりちゃんといっしょにシンガポールに行ってきました。

えりちゃんが以前、海外旅行の体験記をnoteに書いていたのを思い出して自分もやってみたいなと思っていたのですが、いっそのこと誌面にしようと突如思いつき、「さあ、旅に出かけよう!」企画が始まりました。

実際の誌面 こちらはシンガポールのカトン。パステルカラーの家屋が可愛いですね。

さあ、旅に出かけよう!〜シンガポール2人旅編〜

(ここからは誌面の内容となっています)

『大学生は人生の夏休み』
大人はそう云うけれど…
学校に行ったり、サークルを創ったり、アルバイトをしたり、インターンをしたり、就活をしたり…
そんなことをしていたら、あっという間に4年間が終わろうとしている。

大学生活でやり残したこと、それは間違いなく海外旅行。
今までは考えすぎてなかなか勇気が出なかったけど。
「ここまできたら行くしかない!」

思いつきとその場の勢いで決まったえりちゃんとの二人旅。
今回はそんな3泊4日のシンガポール旅をお届けします。


誌面3〜4ページ目には、旅の道中で撮影した写真がたくさん。

ー数ヶ月前ー

「もう四年生って早いよね。せっかくだし、どっか行こうよ!」その一言から全ては始まった。

「どこ行こうか〜?」

「うーん、同じお金使うなら、海外?(笑)」

「ありだねぇ」

「シンガポールとか!」

「おぉおおおお!いいじゃん!」

こうして、私たちの初めての旅行は”あっさりと”シンガポールに決まった。ノリと勢いは大事である。

ーとある日ー

私は、留学生と英語で話す機会があった。

話の流れで、今まで旅行に行った国の話に。私は留学生に、今まで行ったことのある国を聞かれ、「どこにも行ったことないよ」と答えた。

生まれてこの方、日本から出たこともなければ北海道から東京に上京してきたことでさえ大移動であった私はこのように言った。それを聞いた留学生は頭にクエスチョンマークが浮かんだような顔をして一言、「なんで?」と。

「いやいやいや、なんでもなにもパスポートも持ってないしね・・・」

「なんで?」

まだ聞いてくるのかと内心思ったが、私は拙い英語で「奨学金も借りているし、そんなに海外に行く余裕はなかったんだよ」と言って初めて留学生は少し頷いていた。

こんな出来事がありつつも、雑誌の企画を進めたり、学校に行っていたりするとあっという間に旅行当日となっていた。「『海外に行けば価値観が変わる』とよく旅行好きの友だちやYouTuberは云うけれど、本当にそうなんだろうか・・・」と思いながら、飛行機に乗る。片道八時間の飛行機は大幅に遅延し十時間かかったが、爆睡すると体感二時間だった。現地に到着すると、最初に目にするのはJEWEL。チャンギ空港は世界一の空港と言われる。

しかし、私たちが衝撃を受けたのは室内で頭上から流れる滝よりも圧倒的なエスカレーターの速度。恐らく日本の約三倍の速度でスーツケースを持って乗るのが怖いくらいだった。

空港を後にし、待ちに待ったマリーナベイサンズに興奮するえりちゃんを横目に、私はシャッターを切る。そうこうしていると、あっという間に夜に。

「旅行中くらい、贅沢しちゃう?」とえりちゃん。私たちはマリーナベイサンズ内の飲食店へ。

一杯三千円のカクテルに円安の恐ろしさを感じながら注文していると、隣に座っていたオランダ人のおじさんから話しかけられた。

「隣の席から話しかけられることってあるんだ!」と旅行中のハプニングにニヤニヤするえりちゃんを見て楽しむ私。

おじさんと話をすると、またあの質問が。

「僕は今まで十数カ国位に行ったけど、君たちは今までどの国へ行ったことがあるんだい?」と。

そもそも桁が違うよとツッコミたかったが、私たちは今年が初の海外だと伝えると、おじさんはまたあの留学生と同じく驚いた顔をしていた。

そんな驚いた顔を見て、外国人にとっていかに国を渡ることが普通のことであるかを実感した。

その後も、カトンやナイトサファリ、ガーデンズバイザベイなどの数々の観光名所を巡った。中でも、バードパラダイスは世界各国に生息する数千匹の鳥を十センチほどの至近距離で観察することができ、えりちゃんは開始早々鳥のフンを触ってしまい取り乱していた(笑)。

そんなこんなで、私たちの三泊四日シンガポール旅は気づけば帰りの機内である。都会の喧騒から数日間離れたシンガポール旅は、新しい発見に満ちていた。

今回の旅で、人生が変わるほどの価値観の変容があったかと言われれば別にそうというわけではない。しかし、普段自分が慣れ親しんでいる環境から一歩飛び出してみることが今まで置かれてきた自分たちの環境を立ち返るきっかけになるだろう。

「そんなにお金も時間もないからなぁ・・・」と迷っている君。自分の中のなにかを変えるきっかけになる旅にちょっとだけバイト代を割いてみるのはいかがだろうか。


誌面制作を終えて

早いところで、この誌面を制作し終えてから2週間が経過しました。

私はこの誌面では、旅の写真映えスポットや壮大な景色というよりかは、海外経験がほぼない等身大の大学4年生のリアルな感想やその場にいるような臨場感を赤裸々に綴れればいいなと思いこのコラムを執筆しました。

正直なところ、旅の感想はいくらでも出てきてしまうので、1500文字程度にまとめるというところに苦戦して1ヶ月くらい悩みました。

この企画を通じて、以前の私と同じように海外に行きたいとなんとなく思いつつもその一歩が重すぎて踏み出せていない人に、1泊でも2泊でもまずはパスポートを取るところからでも行動のきっかけを創れていれば幸いです。


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今年の雑誌は「タイムトラベル」をテーマに、
・大学4年生の後悔
・就職活動関連企画
・活躍する大学生インタビュー
・大学生の1週間
などなど、各学年を象徴する企画が目白押しです!
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感想も待ってます!!!



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