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数学を学ぶ意味

就活をしていて、「大学では数学とか情報とか勉強してました」って言うと、たまに出会う言葉がある。

「この会社(事業)は正解のないことをしてるからね、あなたが勉強してきた答えが決まっている数学とは違うんだよ」

その度に、??????????????ってなる。

なんで批判されたん。
数学の一番の面白さって、答えが決まってることだっけ。


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成績が良いかと言われるとそんなこともないけど、少なくとも、途中まで数学教員を目指していたくらいには数学が好きだ。今も。

「なんで数学好きなの?」って聞かれるとちょっと困る、
「論理が完全に通っているのが好きだから」
「1つの答えを導くプロセスが面白いから」
間違ってない、論理が通っていることはすごく好きだけど、今日別の観点で思いついたから、書いておく。

「全ての事象には裏付けがあることを教えてくれたから」
「疑問を持つことが許される学問だったから」

それに近い気がする。

公式も、ある1つの解も、必ずそれを導く過程(論理)が存在する。
「なんとなくこれかな〜」。直感で答えを決めることはできない。

表に見える「結果」「事象」「現象」「出来事」は、その時点だけではなくて、裏にはいろんな背景があることがを教えてくれた。


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学校でも社会でも、教えられることは「これは正しいよ」の一点張り。
「〜だから」の部分は、問い詰めるといつも曖昧で。
「なんで?それほんと?」なんて思っても、そんな疑問は存在させなきゃよかったって思うくらい、丁寧な扱いができないこともあって。

それでも数学の中では、「これ正しいよ」に対して、いくらでも、どんな視点からでも、問いかけに対する答えが存在していた。

疑問に対する答えが明確に存在するだけで、疑問を持った自分を肯定できた。


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人も、曖昧なものも、直感も、感情も、最大限大切にした上で、私にとって論理はすごく大切。
点と点を繋げる作業を、点から広がる可能性を、運任せにはしたくないなあ。
分からないものほど怖いものはない。
感情も論理もめちゃくちゃ大切、極めたい。

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