【任地に戻りたくない】Herinandro faha 16
noteをサボった私の週末たち。今日で少しだけ取り返そうかと思います。
「泣けるほど苦しいのは、ちゃんと頑張っているからだよ」
「コミュニケーション能力がありすぎるから、悩めるんだよ」
と先輩隊員たちは言ってくれました。そんな言葉に、救われたこの週末たちです。
首都に上がる目的
先週末、首都に上がりました。赴任してから、初めての首都です。もはや、気持ちは、ディズニーランドに向かう子どもと一緒。目的は、先輩の任地訪問と首都で開催される農業フェアの参加です。
いや、本当の目的は、ガス抜き。
誰の目も気にせずに、買い物がしたい、ビールを飲みたい。
都会では、そんなことは当たり前にできますが、田舎に住む外国人には、少し難しいことだったりします。
泣いてしまった私。
あっ、そうです。冒頭の言葉通り、先輩隊員やマダガスカルに到着したばかりの新隊員を目の前にして、泣きました。
「この2ヶ月、本当にしんどかったです」
新隊員さんを不安にさせるような情けない先輩隊員をお見せしてしまいました。でも、今の私がもしかしたらとってもリアルかもしれません。首都にいた時の本心は…
まじで、任地戻りたくない。
しんどい任地
任地に赴任してから2ヶ月、街の人は、とっても優しい人ばっかりなんですよ。
でも、小さい街のいろんな人間模様に圧倒されて、正直、しんどい。
セクハラ万歳、お金のおねだり万歳。
カウンターパートから、市長にお金をせびるように頼まれることもありますし、市長に「君は、俺の第二夫人だから」と言われたこともあります。
挙げ句の果てに、仕事のお願いをすると、よくわからない理由で却下されました。
もう、職場では、八方塞がり。四面楚歌。詩でも読もうかしら。
先輩の任地を訪問
先輩の職場は、私と一緒で市役所でした。とはいえ、私の職場とは違い、とても機能している市役所で、正直、羨ましい。
でも、先輩の活動に同行させてもらうと、見えてきたのは、先輩がゼロから人間関係を構築し、積み重なり、出来上がった現在の活動形態。
本当に勉強になることばかりでした。
そして、先輩の活動やいろんな考えから出した私の結論、
「市役所の人には、頼らない。自分でどうにかする」
首都で開催された農業フェア
首都で開催された農業フェアは、マダガスカルの工芸品などが、お得に手に入る最高の機会。
正直、買い物気分で参加したのですが、予期せぬ良い機会に恵まれました。
私の任地の2つのコーヒー組合が出店。
1つは、すでに交流のあるコーヒー組合。でも、ちゃんとコーヒーを販売している姿を見るのは、初めて。
もう1つは、ずっと訪問したかったけど、カウンターパートに予定をずっと引き伸ばしにされていたコーヒー組合。
しかも、コーヒーの販売をしているのは、私の任地のみ。これは、やっぱりコーヒーは私の任地の大きなビジネスチャンスですよね!
最高じゃん!
なんか、自分でどうにかすると決めたら、新しいチャンスが舞い降りてきた気持ちです。
とはいえ、
その夜に泣いたんですけどね笑
任地に帰ってきてからもしんどいことには、未だ変わりありませんが、
約1週間の不在で、
たくさんの人が「Era era tsy nahita (長い間、見かけなかったね)」と声をかけてもらい、憲兵隊のおっちゃんには、「大丈夫?ここの生活に慣れたか?」と心配の声掛けをいただきました。
外国人だけど、この街の一員になれたような気もしてます。
少しずつ、小さい一歩から踏み出してみようと思います。
たまには、キラキラしてない協力隊員がいてもいいですよね。私はだいぶ泥臭そうです。
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