あと7ヶ月、恩返せるのか。
あと7ヶ月。
最近はその7ヶ月という残された時間の短さに切なくなる。
なんにもできない私は、周りの人に助けられてばかり。
誰かの先生だったり、
誰かの同僚だったり、
誰かの友だちだったり、
誰かの娘だったり、
誰かの孫だったり。
誰かが私の先生だったり、
誰かが私の同僚だったり、
誰かが私の友だちだったり、
誰かが私の遊び相手だったり、
誰かが私のお母さんだったり、
誰かが私のおばあちゃんだったり。
自転車で一本道を走れば、
何人の人が私と挨拶を交わし、
何人の人が私を呼び止めて、たわいもない話をして過ごすだろうか。
「新しい言葉を覚えたよ〜」と披露したら、ニヤニヤしてみんなに言いふらすお母さん。
それが対外的には意味のないことだとわかっている。
でも、やっとここで私の居場所を見つけた。
人の行動変容を求めなければいけない立場だけれども、変わらずにこんなどうしようもない私を受け入れてくれる人たちでいておくれ
と、切に願う。
少し待っててくれないか。
いつか、私が助ける番になるから。
恩は送られ、返され、その先に送られていく。