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引っ越しを考えたことは何回かあった。
結局、その時は考えてみただけで終わっていたのだが。
引っ越ししようとすれば(何か目的があれば)、
空間を整理できるようになるのかもと考えた。
そのXデーに向けて、整理する方法や片付けの本を読んでみたりした。
収納のアイデア動画を見たりした。
あがいたよね。
片付けで有名になった本を読んで思ったことがある。
「この本は片付けることが大好きで、それを極めてきた人が書いた本だね」
「そもそも、片付けが苦手な人が読んでも神業にしか思えない」
「よくわからん世界だわ」
こんな風に思ったけど、本に書いてあったことはやってみた。
やっていれば、何かが変わるかもと少しの期待もあった。
書いてあった手放す物の順番に従って、手放した。
でも、途中で挫折。
続かない。
これが何回にもなると、諦めの気持ちが出てくる。
本を書くぐらいの片付けのプロと整理できない自分とは何かが違う。
根本的に何かが違う。
冷静に自分を分析してみる。
プロは、片付け大好き。
自分は、片付けは苦手で苦痛だった。
「どうすれば片付くのか?」
この問いに、本からは、
「片付ければいいだけじゃん」と返ってくるばかり。
正論ごもっとも。
そうできれば、苦労はない。
部屋がごちゃごちゃで、空間が無くなっているなんてことにはなってない。
「片付け苦手人間が、片付け上手な先生の真似はできないよ~」
自分の出来なさ加減に嫌気がさして、動く気が失せる。
”本の情報で何とかしよう”というのは、諦めた。
ここで、覚悟したのは
「とにかく動こう」
次に、決めたのは
「効率は無視する」
「このふたつを守って行動する」
この3つをガイドにして動いた。
効率を考えると、考えすぎて動けなくなる。
動けなくなると
再始動できるのか?
それはいつなのか?
まったく自分でもわからなかったので、避ける必要があった。
この作戦は上手くいった。
「効率を無視する」は、私には合っていた。
目の前の物からより分けていった。
ドンドン空間が生まれてきて、目に見えて状態の変化がわかった。
それは、手放し袋(世間ではゴミ袋と言います)の数でも実感できた。