フランス人と国際結婚!日本での婚姻手続きと注意点【まとめ】
こんにちは!
2022年春にフランス人の彼と日本で結婚し、
現在はフランス在住のiamshishoeです。
結論として、思っていたよりも大変ではなかった国際結婚の手続き!
「めちゃくちゃ時間がかかったらどうしよう…」
と心配していた私ですが、約4か月であっさり完了。
🙆🏻♀️書類の不備ややり直しが1度もなくスムーズに進んだので「入念な事前準備・確認をしておいて良かった!」と実感しました!
今回は、日本で行ったフランス人との婚姻手続きについてお話しますね!
⚠️この記事に書いてあるのは、2022年2月~6月時点での情報まとめです。
【手順】結婚を決意~婚姻届け提出までの道のり
結婚を決めた後は、フランス大使館のホームページを見て、
国際結婚成立に必要な条件
準備・提出しなければならない書類
を彼と一緒に確認しました。
フランス語表記の説明文を読む方が手順や注意点を把握しやすかったので、
彼に流れを確認してもらいながら手続きを進めることに!
💡必要書類と言ってもお互いにその内容は異なるので、間違い防止や進捗状況を共有するためにgoogle documentでやることリストを作成しました。
①何が何でも必要!婚姻要件具備証明書取得の為の準備
一番最初に必要なのは、婚姻要件具備証明書の取得!
そのために私がやったことは、
戸籍謄本の取得
アポスティーユの取得
アポスティーユ付きの戸籍謄本をフランス語に翻訳
この3つ!
💡この3つが終了するまでに要した時間は、ざっくり3週間くらい。
具体的には、
戸籍謄本は市役所で申請後数十分で取得
アポスティーユ付き戸籍謄本は申請書を送付後約3~4日で自宅に到着
フランス語への翻訳は約2週間で完了
こんな感じ。
フランス語への翻訳は当時通っていた学校でお願いし、
費用は13000円を支払いました。
🤔アポスティーユ取得の申請先は「東京だと混雑して時間がかかるかなぁ…?」と思い、大阪分室に送付!それが功を奏したのかは不明ですが、スピーディに自宅に届いて良かったです。
そして、彼がやったことは、
出生証明書(Birth Certificate)のフランスからの取り寄せのみ。
フランスの家族宛に必要書類を郵送した後、
現地での出生証明書の取得と日本への送付をお願いしました。
その後、日本での受け取りまでにかかった時間は約4週間。
私の書類集めと同時進行で彼も作業を進めていたので、
大体同じようなタイミングで手元に書類を揃えることが出来ました。
私と彼の2人でやったことは、
フランス大使館のホームページにある”婚姻要件具備証明書取得のための申請書”をダウンロード&記載後に、
必要書類と共に大使館に送付すること!
フランス語表記だったので、彼に教えてもらいながら記入。
自分と両親の生年月日や出生地、自分の職業など色々書いた記憶があります…。
💡ちなみに、大使館へ書類を送る時はレターパックプラス(赤)を必ず使用しました。返信用として自分の住所を記載したレターパックプラス(赤)の同封も必要でしたよ!
これらの注意事項は、
ビザ申請手続きの重要情報として大使館のホームページに掲載されているので要チェック!
②婚姻要件具備証明書の発行・取得
フランス大使館に送付した書類の審査
私たちが本当に独身で婚姻できる状況にあるかどうかの確認
これらが済んだら、婚姻要件具備証明書が発行され自宅に郵送されました。
このプロセスにかかった時間は約3週間!
審査や書類の発行費用は無料でした。
その後は、発行された婚姻要件具備証明書を日本語に翻訳する必要があり、
再度通っていたフランス語学校へ依頼!
約10日で翻訳は完了し、かかった費用は5500円でした。
🤯ちなみに!お互いに婚姻できる状況かどうかの確認は、大使館内に私達の情報を2週間掲示→異議申し立てがないかを確認するという伝統的な方法らしい…。
③市役所で婚姻届けの記入&婚姻記載事項証明書の発行
「ようやく婚姻届けにサインができる!」
と喜んだ矢先…
当日必要な物品や流れの確認のために問い合わせた市役所から言われたのは、
「婚姻記載事項証明書発行が必要です」
ということ。
😨「…え?まだ証明することあるの?」と衝撃。
婚姻届け記入と同時に、
この証明書の発行に必要な手続きをしなければなりませんでした。
そこで彼と一緒に市役所へ行き、速やかにこの手続きを済ませることに。
その際に必要だったのは、
婚姻要件具備証明書の原本と日本語訳
パスポート
彼の在留カード
の3つ。
その後、婚姻記載事項証明書の発行に必要な署名を済ませて発行依頼をしました。
💡発行の為の審査にかかる期間は約1週間&費用は350円と言われ、郵送不可につき、申請日から1週間後に直接窓口に受け取りに来るように言われました。
実際に、申請日から1週間後に市役所の窓口へ行き、
発行された婚姻記載事項証明書
記入した婚姻届けのコピー
婚姻要件具備証明書の原本と日本語訳
彼のパスポートと在留カードのコピー
婚姻記載事項証明書発行の際に必要だった彼の署名
婚姻届けを記入した市の市長の名前が記載された受理証明書
この6つを窓口で受け取りました。
④日本とフランスの両国で婚姻が認められるまで
婚姻記載事項証明書を受け取った後は、
アポスティーユ取得が必要だったため、
外務省の大阪分室に取得申請をしました。
取得後はフランス語に翻訳する必要があり、
通っていたフランス語学校に再び依頼!
😉この「何かしらの証明書を発行→アポスティーユ取得→翻訳」の流れはマストですね!
これらに要した時間とお金は、
アポスティーユ取得:約3~4日
翻訳:13日
翻訳費用:5500円
今回はこんな感じでした!
最後のステップとしてそれらをフランス大使館に送付!
約6週間後には家族手帳と婚姻証明書が自宅に届き、
日本とフランスの両国での婚姻が無事に認められました!
【Q&A】国際結婚申請書類に関する質問3つ!
①アポスティーユとは?申請方法も知りたい!
そもそも、アポスティーユとは、
戸籍謄本または戸籍抄本などの公的な文書につける証明書のこと。
日本の外務省に依頼をすることで取得ができます。
アポスティーユを申請する手順は、
アポスティーユ取得の為の申請書をダウンロードし記入
指定された送付先(東京の外務本省または大阪分室)に必要書類と申請書を送る
後日、必要書類にアポスティーユがついた状態で自宅に郵送される
かなりシンプル!
申請書は外務省のホームページからダウンロードし、印刷をしました。
💡ちなみに、申請費用は無料!ただし、返信用封筒や切手の購入は必要ですよ。
②フランス語の翻訳は誰にお願いすればいいの?
まず、フランス語への翻訳は、政府公認機関への依頼が必要。
私の場合、通っていたフランス語学校が指定翻訳機関となっていたため、
学校の受付で翻訳依頼を申し込みました。
その際には、
翻訳終了までにかかる時間は約2週間くらい
生徒割引として数千円ほど安く翻訳が可能
学校への依頼時には、この2点について説明を受けました。
政府の指定翻訳機関は他にもありましたが、
依頼先によって翻訳手数料や翻訳にかかる時間は様々でした。
🤐中には「追加料金を払えば翻訳を早く済ませるオプションが付けられる」という機関も…。
ただし、実際に翻訳を何度かお願いするうちに、
「翻訳担当者が繁忙で翻訳完了までに1か月位かかるかもしれない」
と言われたこともあったので、
急ぎの場合には幾つか翻訳依頼先の目星をつけておくことをおすすめします。
また、翻訳依頼時の注意点として、
翻訳依頼をする書類にはすべての固有名詞にカナを振ること
年号は西暦に直すこと
この2つを事前にお願いされました。
😯これ、結構な作業量で意外と時間もかかって大変だったんです…。
③婚姻記載事項証明書とは?
婚姻記載事項証明書とは、
フランス人本人が直接市役所に来て婚姻届けを記載した証明のこと。
万が一この証明書が発行されない場合には、
記入した婚姻届けは無効になると説明を受けました。
😫とにかく、次から次へと注意点が出てきたので「気長にやろう」と気を取り直し!
スムーズな手続きのために気を付けたこと2つ
スムーズな手続きの為に私が気を付けたのは、
フランス大使館に書類を送付する時には原本とそのコピーを合わせて送付したこと
全ての書類のコピーを必ず手元に保管しておいたこと
この2つ!
また、問い合わせが可能な機関については、
現段階で書類発行にどのくらいの時間と費用がかかるのか
事前準備が必要な物品
について、電話で直接質問をしました。
🫡私達の場合、お互いに働いている&コロナ渦という特殊な状況下でスムーズにいくかどうかの不安もあったので、なるべく時間のロスや手間を省けるように事前確認・準備を心掛けました。
さいごに:入念な事前準備・確認で意外と大変ではなかった国際結婚の手続き!
結論として、
思ったよりも大変ではなく、意外とあっさり終わった婚姻手続き!
書類の不備などでやり直しになったことは一度もなく、
「ちゃんと準備すれば全然大丈夫じゃん!」
と思ったのが正直な感想です。
とはいえ、私が婚姻成立までに要した時間は約4か月。
🥲いくらスムーズにいっても、時間がかかるっちゃかかるわけです。
そんなことからも、
「最短で完了するために絶対大事」
と思うのは入念な事前確認&準備!
あとは、当時の私は正社員として働いていなかったので、
”平日をフル活用して手続きに必要な作業を済ませることが出来た”のも大きな強みでした。
😣お互いに正社員で平日休みを取りにくいとなると、もっと時間がかかっていたかもしれません…。
ぜひ参考にしてくださいね!