大嫌いだったフランス語(A1)の勉強 その理由を振り返る【本音】
こんにちは!
フランス人との国際結婚によって、現在はフランス在住のiamshishoeです。
フランスに引っ越してから1年が経ちました!
肝心なフランス語レベルは、B1!
相変わらずフランス語学習には苦戦していますが、A1の時よりはマシ。
振り返れば、A1の時、
フランス語が好きになれなさすぎてツラくて仕方なかったんですよね。
リズムと言い、発音と言い、聞くのも話すのももうしんどい。
でも、そんなことを夫に話したら、
「……え……?」
と、リアルに泣かれそうで言えない…。
完全に詰んでました。
今回は、ストレスで頭がおかしくなる寸前だった、
A1レベルを勉強していた当時の自分について記事にしてみました!
フランス暮らしなのに公用語のフランス語がしんどい
「フランスで暮らすなんて、楽しそうでいいなぁ!!」
この言葉、何回聞いたのかすら覚えていないですが、
正直楽しくないし、フランス語が公用語の時点でしんどく感じていました。
元々の私は、英語が好きで一生懸命勉強をしていたので、
アルファベットを見たら英語が頭に浮かんでくるし、
言いたいことは英語で言葉が出てくるし。
😨フランス語に切り替えること自体、当時の私の脳に負担な気がしていました。
A1レベル!私のフランス語学習あるある
そもそもは、
「英語もそこそこのレベルに到達できたし、新しい言語としてフランス語を学ぶのもアリかぁ~!」
くらいの気持ちで始めたフランス語学習。
でも、当時はすごく嫌でした。
《発音》”R”が私には無理ゲー
フランス語を耳にしたことがある人であれば、
「あの音、どうやって出してるの?!」
と、不思議に思ったことがあるであろうRの発音。
私からすると、
痰を出すような音
すごいイビキの超ショートバージョンみたいな音
(…良い印象がないですけど)
で、どうやっても言葉とは思えなかったんですよね。
夫の前で練習したら、
「ちがう!もっと優しく!力は入れないで」
と言われてトライするんですけど、あんな音にならない…。
😫あの音出せる人、どこをどうやって動かしてんの…?と疑問に。
ちなみに、フランス語の授業(移民局)でお世話になったアフリカ人の先生は、
Rの発音をラリルレロに近い音で出していました。
夫によると、それはアフリカ訛りの1つだとか。
《空気感》「フランス語は難しいからね」って言われるとモヤる
フランスに来てから、フランス語学習の話になると、
「フランス語は難しいからね」
とフランス人から言われる場面がしょっちゅう。
でもそんなとき、私は、
「ん?日本語も難しいですけど?」
「英語だって上級になるのは簡単じゃないですし」
と、噛みつきそうになってばかりいました。
🥲「いやいやいやいや、気にし過ぎでしょ!」「もっと楽に考えた方が良いよ」と言う声が聞こえてきそうですが、言われていい気がしなかったんですよね。
「フランス語は難しいからね」
と言われて私がモヤった理由は、
「無理だろうけど、せいぜい頑張れば?」
と言われているように感じたから。
例えば、これが英語圏だと、
「You can do it!」
「Keep trying!You’ll improve soon☺」
などと言ってもらえる場面の方が多い気もしたし…。
だからこそ、しまいには、
「フランス語が好きで勉強したいわけじゃないんですけど」
って気持ちになっていました。
ここまでくると末期だったのかもしれませんが、でもそう思ったんですよ。
《音の連結》リエゾン、アンシェヌマン…理解不能
フランス語学習と言えば、
リエゾン
アンシェヌマン
エリジオン
は、絶対に乗り越えなければいけない壁。
でも、実際に横で話されると、何を言ってんのかガチで分からない!
やっとこさ単語を1つキャッチして
「やった!何言ってんのか分かった!」
と思っても、音のつながりでそう聞こえただけで、
実際には全然違う意味の言葉のつながりだったり。
極論、私にとっては成功体験を積みにくい言語なんだと納得してしまいました。
《癒し》ありがとうエミリー!Netflixでちょいちょい励まされる
パリを舞台にしたNetflixシリーズのエミリーパリに行く。
フランス語が話せないエミリーが一生懸命トライする様子には、
「私も頑張ろう」
と励まされました。
それ以外でも、周りの登場人物がフランス語でのやりとりをする場面で、
「あ、なんとなく言っていることが分かる!」
「へぇ~こうゆう表現なんだ」
と思えたり。
リラックスしてフランス語に触れることができるので、
本っ当にありがとう、エミリー!
だったわけです。
【体験談】フランス語を学ぶ上で大事だと思ったこと
フランス語を学ぶ上で大事だと思ったこと。
それは、熱量。
少し話がそれますが、
フランスに引っ越してからアメリカ旅行に行きました。
その時の私と言ったら、
「やった!フランス語から解放される」
とワクワクしまくり。
(夫には言えないですが)
現地では、観光としてスタンフォード大学に行きました。
そこで感じたのは、
世界中から志を高く持った人たちが集まる独特な空気感。
それを肌で感じながら私が思ったのは、
「ここで勉強する人全員の頭が良いのはもちろんだけど、”頭の良さの差”はほとんどなさそう。
他の人との差を決めるのは、学びたいことや達成したいことへの熱量だと思う」
ということ。
😉難しい試験問題を解く能力の高い人はいくらでもいるでしょうけど、熱量は自分でしか生み出せないし唯一無二だと私は思うんですよね。
フランス語習得には、熱量・目標・継続が大事
そこで、
熱量があったらどうなるだろう?
と思ったんです。
一番に頭に浮かんだのは、継続。
シンプルですが、
自分のエネルギーを注げるもの
熱を感じて取り組めること
なのであれば、
ちょっとやそっとのことでは挫けません。
なんなら、四六時中考えるほど、
興味のあること
成し遂げたいと思えるゴール、またはそれに繋がること
なわけです。
🤔簡単に言えば「頭がいいからフランス語が話せる」と言うわけではないと思ったということ。
上達への熱量やフランス語への興味関心が、
過去の自分や周りとの違いを生むと思ったんですよね。
一方で、当時の私は、
フランス語学習に対して熱量を感じられませんでした。
でも、それを残念に思わなかったし、
「フランスにいるのに可哀相」
とも思いませんでした。
そうとは言っても、
「熱量を感じられる場面や人に、まだ遭遇していないこと」
これに関しては、少し寂しく感じたと同時に、
これからの生活に期待する気持ちもありました。
さいごに:それでもやっぱりフランス語が今は苦痛
フランス生活を始めたものの、
フランス語学習に嫌気がさしていた当時の自分。
その理由は、
発音→無理ゲー
「フランス語は難しいからね」→モヤる
音の連結→一生聞き取れない
ざっくりこのあたり。
しかし、ある時気付いたのは、
「熱量さえあればフランス語習得もクリアできるだろうなぁ」
ということ。
つまり、頭の良し悪しではなく、フランス語への興味関心や、
勉強する上での目標達成こそが結果を左右すると思ったんです。
そんなこんなで、現在のフランス生活では、
個別レッスン×自主学習をコツコツとやっています。
嬉しいことに、フランス語レベルもA1⇒B1にアップ!
それでは、フランス語学習中の皆さん、一緒に頑張りましょう!