‘待つ=停滞ではない’と気づいたこと【国際結婚でフランス生活】
皆さん、こんにちは!
フランス人との国際結婚によって、現在はフランス在住のiamshishoeです
昨晩、自分の中で受け入れられたと言うか、
しっくりきたことがありました。
それは、
待つことがいかに大切か
ということです。
私は、そもそも、せっかちで待つことが苦手な性分です。
おそらく、白黒つかない時間が好きじゃないんだと思います。
それに、
待つ=滞っている
感じがして、モヤモヤするんですよね。
しかし、フランスに来てからは、
”待ち”だらけ。
行政や銀行での手続き
語学学校探し
ビザ更新
などなど、信じられないくらい待ちます。
覚えている範囲でも、
ビザ更新には約8か月費やし、
⁽同じ書類の提出を何度か求められたり、メチャクチャ⁾
夫のパスポート更新にも3か月位かかりました。
⁽申請者が少ない自治体を選んでも、最速でコレ⁾
その他だと、ストライキの影響で、
行政機関が閉まる
公共交通機関が停止
教育機関が閉まる
など、至る所で待ちが発生。
そんなこんなで、
うわ…終わった…
としか思えない瞬間を幾度となく経験しました。
極めつけは、休暇の長さ!!
私が知っている範囲での話ですが、土日祝日に加え、
学生→年間16週間の休暇
社会人→年間5週間の休暇+病欠+RTTなど
社会人の休暇取得状況は職種や契約にもよるので何とも言えないですが、
学生の休暇の長さには驚きです。
もはや、年間半年通学するかしないかでは…?
💡RTTとは、残業代が支払われない代わりに、残業時間累積に応じて休暇を申請できる制度(7h?8h?を1日休暇にするなど)です。
この時点で、
そりゃあ…色んな事が進まないわ…
と納得。
さらに、個人的に驚愕したのは、
住民参加型のアクティビティ
語学学校
の運営もこのスケジュールに従う場合がほとんどなことです。
そのため、
どこもかしこも閉まってるわ…
どうしたらいい?
なんてこともザラ。
私としては、
継続が大切
だと思うフランス語学習も、
ここまで中断されてしまうとしんどい。
実際に、私がお世話になった先生も、
最長で4か月分の授業しかOKしてくれませんでしたし、
(事情を話してお願いし、なんとか承諾)
なんかもう、とにかく働かないというか、
色んなことへのアクセスが限定されているんですよね。
それに耐えかねた去年は、必死に抵抗しました。
アクティビティの運営組織(休暇中も稼働)に、メールを送りまくる
市役所・大学・自治体などに、休暇中にも参加できる活動について直接質問
近所の人に、参加できる活動などについて聞く(手紙を投函して助けを求めたことも😂)
など、やれることはやりましたが、
案の定、収穫はゼロ!
⁽バーでの集まりに関する情報を得ましたが、行く前に調べたら既に閉店済み…⁾
昨日、この記事⇓にも書いた、友人と久々に会った話。
この友人の話を聞いていて、
必死に頑張ることも大事だけど、
相手のペースや準備状況を見て、
自分の動きを変えることも大事だよなぁ
と、家に帰ってからふと思いました。
なぜならば、前述したような文化的な違いは、
自分の力でどうにかできることではない
と思ったからです。
1秒でも無駄にせず、学び・経験を得たい!
と奮起する彼女のモチベーションは素晴らしいし、理解できます。
昨年の自分も同じようなことを考え、
トライしないなんて、自分を甘やかしている!
と、思っていたほどです。
でも、それも、
受け取ってくれる相手がいなければ成立しないこと
で、
待つ器も持たなきゃなぁ
だと、昨日、腑に落ちました。
つまり、何でもかんでも推し進めようとするのではなく、
受け取り手の動きを見ながら、
自分の動きを変える必要がある
と思ったんです。
詰まるところ、それが、私にとっては、
待つこと
であり、
時間・労力などを浪費しないためにも有効
だと思ったんですよね。
待つ≠滞っている
ではないと思える今、
少し楽になった気がします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?