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痛みのない幸せ

反出生主義理解できるけど、ちょっとその論理はうまく行かないんじゃないかと思う人間です。

すっごく理解できるんです。りゅうちぇるも亡くなったし、そもそも生きてこなければこんなに苦しむこともないし、つらくたってない。

食べたくないなめこを食べさせられる苦痛もなければ、シャワーで反省して消えてしまいたくなることもない、自分が何者で何者になりたいのか、どんなセクシャリティーなのか、わからないことに悩む必要もないわけ。

だけど、そうした痛みをなしに幸せを得られることはないわけで、そうした痛みがあるから幸せを掴み取れるんですよ。

痛みのない幸せなんかなくて、悩んで捨てて、諦めて、ここまで生きてきて、どうやって幸せを掴み取るかになってくる。

いや痛みがあるなら、そんな幸せなんていらないってところが反出生主義だと理解しているのですが、なんかわかるようでわからない。

こんな事考えないでいい人生を選びたかったけど、仕方ない。これが私の幸せを掴む道なんだと思う。

皿洗いという苦痛をしながらそう思う。

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