うましがたもう(浦島太郎)
うましがたもう(浦島太郎)
作パピコ 原作 昔の人
昔々海の側で、多分、おそらくですが、海系?の仕事をしていたうましがたもうがおりました。
たもうは砂浜をふらついていると、
馬鹿な子供達が亀をぶん殴っていました。
亀は、甲羅があるから
甲羅に入っていれば痛くも痒くもないので、たかだかガキ如きのパワーなんて余裕〜🎶
と鼻で笑って甲羅に引きこもって終わるのを待っていてあげていました。
俗に言う子守りです。
すると、そこにヤベェ空気の読めないもっと馬鹿な大人が、
やめろ〜!亀をいじめるんじゃない!
としゃしゃってきて、頼んでもないのに亀を助け出しました…
うわぁ…うっぜぇ、馬鹿かよ。
俺亀だよ?甲羅があんだよ?
相手子供だよ?
そこそこ遊ばせておけばすぐに飽きるから別にそんな事してくれなくてもいいのに、めんどくさっ!
と亀は思ったものの、
してやった!感をどえらく醸し出してる男が甲羅から顔を出したら案の定馬鹿面で立っており
しかも!
大丈夫かい?
と聞いてくるもんだから…
マジかぁ…でもコイツは善意で助けたつもりなんだもんな。。
仕方ない…
と思い、ここは大人の対応をしようと心に言い聞かせ、
ありがとうございます(ありがとう)
おかげで助かりましたぁ✨
心にもない事を言い放ち
大人の対応を見せました。
その時に、ふと、
このまま帰すのも…と思い立ち、
あのよかったらお礼をさせてください❗️
とうましがたもうを甲羅に乗せて竜宮城という名のボッタクリバーに連れて行きました。
自分のノルマの為です。
(どうしてうましがたもうがそんなに長く潜れたかとかは、
ちょっとよくわからないんですけど、海上自衛隊かアマさん的な職務経歴が過去にあった説が有力なんじゃないかなぁ?と思ってます。)
そしてそこで竜宮城No.1の女の子と豪勢に見えるけどTAXで原価はそんなに高くはない料理とアルコールで、
酩酊させて鯛やヒラメが踊る訳ないのにただ泳いでいるだけの魚が踊って見えるまで飲ませ潰しました。
多分ストゼロは絶対飲ませた事でしょう。
そして酩酊の末眠りにつきそうなあたりで、
お土産をどうぞ
と箱を渡して、亀うましがたもうを出会った砂浜にぶん投げ届けて帰りました。
世が明けて二日酔いの向こう側位酒が残ってるうましがたもうは、
夢でも見ていたのか?と思って寝ぼけていたのですが、
すっごい二日酔いの向こう側の酔い方をした感覚と目の前にあるお土産の箱を目にして、
あ、あれは現実だったんだ!
と思った瞬間、激しい吐き気に襲われ、咄嗟に目の前のお土産の箱を明けてその中にゲロろうとしたその時!
ゲロってるうましがたもうに、尋常じゃない煙がシーシャを吸ったか如く体の中に入っていき、
そしてうましがたもうはおじいさんになってしまいました。
そうです、これは荒手の新しいぼったくりバーのやり方だったのです!
お金は取らないけどよくわからない薬を試させられキメさせられるという報復です。
その為うましがたもうは薬により一気に老け、幻覚で自分の家も親ももうなく未来へ来てしまったと言い出す様になりました。
そしてその後のうましがたもうは…どうなったかは誰もわかりませんが、
おそらく一般的には警察病院送りになり、廃人として一生まともに戻る事はなく死んでいった事でしょう。
だからむやみやたらに善意の押し付けをしてはいけませんという教訓と日々犯罪の巧妙さは進化しているので、今時オレオレ詐欺に引っかからないと謎の自信を持って威張るおじいやおばあに出会ったら、
そんなのもう古い。
それを自慢している時点で、新たな犯罪の餌食にお前はなるからな!気をつけろ!
と声をかけてあげましょう。
でめたし。でめたし。
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