たまごが一個

たまごが一個ある。

この残り一個のたまごを

何に使うかわたしは迷っている。


ひとつはハンバーグ。

普段なかなか作ることのないハンバーグを作って食べてみたくなった。

ひき肉を炒めることしかしていなかったわたしが、ひき肉をこねこねしたくなった。

いつもとは違う使い方をしたい!

いつも見ている風景(ひき肉を炒める)をちょっと変えたくなったのだ。

買った方が美味しい気がするけど。


次の候補は、ホットケーキ。

わたしは仕事が休みの日の朝か昼はパンを食べることが多い。コーヒーを淹れて。

あしたは仕事が休みだから、パンの日にうってつけの日なのだ。

しかしパンはない。

あるのは昔買っていたホットケーキミックスの粉。

パンの欲望をホットケーキでカバーしようとしている。のか。

ホットケーキはホットケーキで好きだよ、なんか、パンの代用みたいなニュアンスになっているけど、きみは主役だよ(ホットケーキへの弁解)


スーパーへたまご買いに行けばいい話なのですが、

これがなかなか行く気にならない。

歩いて1分で行けるのに。

部屋着を着替えて、髪も少々整えてから行くとなると萎えてしまう。

もう、おうちにあるもので、やればいいのではないかとなる。

あるもので、いかに工夫してつくるか。

なんだか人生訓を語っているみたいでニヤける。

にしても、「訓」っていう字に、なんか惹かれるなあ。すてきな字ね。


スーパーへ買い物に行ったら、たまご以外のものも買ってしまって、別に作らなくてもいいやという気持ちになる。

パンもハンバーグも買える。

お菓子だって買うでしょ。

自分でつくる気無くなりますね。



果たしてたまごは何に使われたのか!

スーパーへ買いに行ったのか!


次回へつづく!(続かないとおもいます)